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「心の病」を抱える人の割合って、自営、非正規、正社員でやっぱり違う?

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わたしは全自動(流してくれるとこまでやってくれるタイプ)の便器が「何も考えない行動」の根源のように見えてしまってあまり好きになれません。

これは、あくまで個人の所感なのでこれでお気を悪くされた方には先にお詫び申し上げます。

ここ数日NHKで非正規労働、派遣労働から農林、酪農なのの分野に転職した人たちのことを取り上げていましたね。取材している人たちに共通しているのは「これまでの仕事では流れ作業で言われたことをやるだけだったが、今の仕事は全然違い、仕事において自分で考えることの必要性を感じ、またやっている仕事への充実感を感じることができた」という趣旨の感想を述べていることだと思います。

これまで製造系の工場などでやっていた仕事と比較すれば、この感想はもっともと思うのですが、農林水産酪農など第1次産業においては人間がどうこうしようと思ってもどうにもならない自然との関係があります。

雇用の不安を感じて、こういった業種に鞍替えする人たちが増えるは日本の産業構造を再構築していく上で計り知れないメリットがあると思うのですが、自然や動物を相手にする仕事は、これまで以上に大変なことも多いと思います。

ですので、こういった職種に転職した人たちには、今後いろいろ訪れるかもしれない難局にも「自分で考える」ことを大事にしてもらいながら、是非ご自身が望まれた安定した仕事として、そういった方面の仕事で自分を再発見してもらえればと思います。

ちなみに自分はこのブログでも何回も書いていますが、正社員として働いた経験ゼロです(20歳の頃に契約社員として半年くらいの会社所属経験はありますが)。なので生存というか生活していくためのお金をいただくために会社に所属して給与を貰うという体系と比べると毎日生存競争しているような感じになる訳ですので、こういう状況でこころの病になってしまったらほんと大変です。

昨年まで職場における「うつ」など精神的な面で仕事が出来ない、もしくは予備軍の数が相当な割合であるとか、メンタルヘルスについて企業側でも対応策を練っているという話が結構盛んにニュースに取り上げられている時期があったように記憶しています。

そんな中、こんなニュースを見かけました。

当然のことながら記事中にこういう記載があります。

ところが、年始の年越し派遣村の報道を目の当たりにし、こうした軽度の患者の態度が一変した。「次は正社員である自分の雇用も危ない」と危機感を感じて、続々と職場に戻ろうと医師や企業に相談を始めているというのだ。皮肉なことに、どんなクスリより、派遣村が劇的な効果をあげたかたちとなった。

 もっとも、困った“副作用”もある。「本来治療が必要なのに、無理して復職しようとする人も増えている」(荻原国啓・ピースマインド社長)というのだ。

 景気の後退で、職場環境は以前にも増して厳しさを増す可能性が高い。そこに本来治療が必要な患者が無理して復帰することになれば、病状を悪化させる事態を招くリスクをはらんでいる。復職可能かどうかを判定する医師や企業には、慎重な対応が求められそうだ。

治療が必要なのに無理して復帰する事に問題があるだろうと私も思うのですが、人間ってやはり生存を脅かされるとそれなりに「生き残るためにどうするか?」を考え、そこでは程度の差はあれ、何かしらの「無理」も生じると思うんですよね。

医師の立場であれば、紹介したようなコメントを出すのは当然警鐘の意味も込めて妥当だとおもうのですが、ここの考え方・伝え方については本当にバランス問題の加減が難しいよな…と思うのです。

全てのケースに当てはまるとは私も思っていませんが、自分自身が危機感を感じて、それまではまっていた状況から抜け出せるとしたら、それは当人にとってもハッピーなケース(結果オーライ的な場合)もきっとあると思うんですよね。

ちなみに、わたしのような独立自営の人間、非正規雇用環境の人たち、正社員、このような仕事をしていくうえでの社会的な立場とうつ病をはじめとする「心の病」を抱える人の割合ってどんな風になっているのか調査・分析したらどんな結果になるのだろう?と考えたのでした。

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