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「iLiad」で新聞読むならやっぱ縦書きですか?

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北海道洞爺湖サミットの際に電子新聞の配信実験で利用された携帯型の電子ペーパー端末「iLiad」をご好意により触る機会を得ました。(赤ペンと青ペンはわたしの私物で「iLiad」とは無関係です、、、紛らわしくてごめんなさい。苦笑)

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インターフェースは

  • USB type A コネクタ(USBメモリスティック用)
  • CF タイプII スロット(メモリ拡張あるいは他のアプリケーション用)
  • SDカードスロット2GBのMMC互換のあるもの
  • 3.5mm ヘッドセット用ステレオ・オーディオジャック
  • 無線LAN(WiFi) 802.11g/b wireless LAN
  • 有線LAN: 10/100MB wired LAN

こんな仕様になっており、電子新聞のようなコンテンツ配信は無線LANなり有線LANでのダウンロードを行う方式のようです。

重厚なケースに入っていて、ノートパソコンなり各種ガジェットを一緒に持ち歩くことを考えると、このケースの重さが余計なのでは?ってのが第一印象。

メモを手書きで入力したり、スケジュール帳などの関連アプリも搭載しているのですが、昨今の電子機器の進化を考えるとこの「iLiad」が機能面で他者優位に立ってシェアを拡大していく、、、という構図は、松下電器産業とソニーがそれぞれ、専用端末を使った電子書籍から事実上撤退している状況を考えても、なかなか難しいのではないかと思われます。

ただし、「iLiad」をビジネス活用する上で最大のポイントはやはり、記事と広告を個別ユーザに配信できるという点にありますから、ハードウェア先行ではなく、出版側が既存読者にこの「iLiad」使ってもらう仕組みをまず提供したところが勝ちなのかな、、、と

紙の新聞・記事をスクラップしていたものを、「iLiad」でメタ情報を含め記事保存、自分オリジナルの記事データベースを持てる、、、、このような用途にメリットを感じるユーザ層は、残念ながらまだまだ読者全体の比率で考えると数パーセントかもしれません。

紙媒体はPCなどの重量と電源を入れないと動かないという点で、可搬性と可読性に優れているという例をする事が多いですが、物理的に蓄積された情報整理は、その情報量が増えるごとに可搬性と可読性のメリットが減少していき、本棚が一杯になって、平積みにした時点でデジタル情報のほうが情報整理の観点からすると立場が逆転していると言えるでしょう。

カテゴリ分類、メタ情報の付与・管理という点でも、定義の変更が必要になった場合の取り回しはやはりデジタルに優位性があります。

居住空間がそれほど広くない日本においては、これまで新聞や本などをリミットなしで保管していけるのはごくごく限られた環境の人たちだけだったために、もしかすると情報をほぼ無制限に蓄積していき、それを自分の知識として活用できる事の素晴らしさが段々と伝播する事で、こういう機器に対する認識は段々と変化してくるかもしれない、、、と思ったのでした。

最後に、この手の機器で新聞読むなら、皆さんは

絶対縦書き派?

それとも、

横書き容認派?


関連記事:毎日新聞の電子ペーパー都営浅草線:新橋駅で実証実験中

P.S.
今回の記事を含め、オルタナブログ書き始めてから、ほんと色々な方からブログ記事のネタを振ってもらったり、アイデアを提供してもらう機会が増えました。

皆様のご厚意にほんと感謝しております。

ありがとうございます。

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