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Xperia Z1-fをKitkatにアップデートしてしまった

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先日Docomo Xperia Z1-fのKitkatアップデートがリリースされました。通常のタイトルでしたら、「アップデートしました」になるのですが、今回は「アップデートしてしまった」になります。そのあたりのお話が今回のテーマになります。

新しいOSが出たらとりあえずすぐにアップデートをする私は、このときもあまり深く考えずアップデートを実施。元々、Nexsus 7 2013を持っていてKitkatは使用済み。現在のバージョンからさしたる変化はないと思いつつ、よく確認せずアップデートしたのが問題の始まりでした。

夜間にアップデートプログラムをダウンロードして、朝アップデートプログラムをインストール。インストールは数分で完了し、起動して使ってみることに。

使用した第一印象は変化があまり感じられない。画面の上からスワイプして表示させる機能選択メニューが直接でなくなったので、ちょっと使いづらいかと思った程度。まあこれぐらいは仕方ないかと思いそのまま使い続けることに。

しかし、子供の写真を何枚かとって、Quick Picから失敗したものを消そうとした時「セカンダリストレージの書き込みを許可しません」とのメッセージが。

何だこれと思いながら調べてみると、Kitkatからデフォルトのアプリ以外はデータの移動・削除が出来なくなったとのこと。確かに、自分はカメラの画素を最大に設定している為、容量が大きい外部SDを保存先にしている。だから削除できなくなったのかと・・・。googleの説明ではセキュリティ強化という理由であるが、自分が撮影した写真を削除するのにセキュリティも何も関係ない。

File Commanderはデフォルトアプリなので削除できるようだが、写真のサムネイルを表示させようとするアプリがダウンするので、使い物にならない。

root権限を取れば画像を削除するアプリを使えるとのことなので、rootを取ろうとしたけどうまくいかない。(そもそも一般の人はrootを取ろうとは思いませんが)

PCにつなげば消せるとのことだが、わざわざそんなことのために接続するのは面倒。

そして、現在はあきらめ失敗した写真を消せずに放っておいている状態に。

自分はそこそこITに詳しいと思っているし、自作PCを使っていて相性や仕様変更による操作性の改悪に我慢することが出来る。また、アップデートの内容をよく読まずにアップデートした自分が悪いのも分かる。

しかし、ITに詳しくない人が使うスマホで「セカンダリストレージの書き込みを許可しません」と表示されても何のことかまったく分からないでしょう。また、自分が撮った写真を削除するという誰でもしそうな操作が制限されたら、コールセンターに問い合わせを入れるでしょう。

改めてOSのアップデートはよく確認した後行わなければならないということを学びつつ、ITに詳しくない人が使うスマホなのだから、もう少しアップデートリリース前の説明があっても良いのではないかと思ってしまいます。

 

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