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Facebookで作る素敵な自分

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最近Facebookをやっていてふと気づいたことが、Facebookでは自分の日常の中で人に見せたい素敵な部分のみを切り出して投稿しているということ。

もちろん、自分はそんな素敵なことだけの毎日を過ごしているわけではありません。大変なこと、腹が立ったこと、恥ずかしいことなど、人には見せたくない部分もある。しかし、Facebookではそれらの日常の中から、自分が人に見せたいところだけアップする。だから、食べたもの、家族との思い出、どこか行ったことなど、自分の素敵な部分の投稿が多くなる。そして、人に見せることを想定して書いた私の素敵な日記帳になる。

Facebookと一緒にTwitterもやっているが、Twitterは誰が読んでいるか分からないのであまり投稿をしなくなってしまいました。Facebookでは誰が読んでいるかっていて、その人たちは自分のリアルで付き合いのある人なので、自然と素敵な自分の日記帳状態となる。

似たような投稿をする人は多いので、このような使い方をしているのは自分だけでないと思う。

Twitter・Mixi・Facebookなど似たようなツールは、多いがFacebookは人間が持つ欲求をくすぐるようにできているよくできたツールであると改めて思ってしまいました。ぎゃくに、いくらデジタル部分のシステムが優れていても、人の欲求をくすぐるというアナログの部分ができていないツールは、すたれてしまうものだと思ってしまいました。

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