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クレバリーの亡き後に見えた秋葉原の変化

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クレバリーが閉まった後の秋葉原の様子が見たくて、先日秋葉原の街を歩いてみました。

自分がよく歩くパーツロード(総武線ガード下ケンタッキーから旧ザコン方面に向かい、道を渡っておでん自販機の脇を通り末広町に向かうロード:秋葉原を歩いた人でないと全くわからない説明ですが)を歩いてみました。金曜日の夕方であったためか、人通りは多くかなり混雑していました。

しかし、店をよく見てみると、中古PC・パーツ店、一般人向けのグッズを売る店、スマホ向けの専門店が増えています。

以前のブログに書きましたが、秋葉原はその時代のトレンドを取り入れ常に進化する街です。クレバリーは新品のパーツを販売する店でしたが、新品のパーツの需要が減ったのを受けてか、同じユーザー層に受け入れられる中古PC・パーツ、スマホ向けの店舗に転換する。

また、一般人向けのグッズもよく見るとスマホの充電ケーブルなど、本当の意味での一般人というよりも、秋葉原に来る一般人に近い層(自分はマニアではないと思っているけど、他人が見ればマニアと思われてしまう人)向けの商品が多く、ここでもユーザーニーズを取り入れた業態の変化が見られます。

その中でも特徴的なのが、転換の早さ。旧クレバリーの店舗の1つは、半月も経たないうちに中古の白ロム専門店になっていました。通常の商店街であれば、売上が落ちても同じ店を続ける傾向がありますが、秋葉原は少しでも変化が見えたらすぐに品ぞろえや店舗を変える。

そのパワーが秋葉原が常に人を惹き付けるパワーとなり、秋葉原という街が反映し続ける源になっているものだと、街を歩きながら考えてしまいました。

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