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経費で買われた本は読まない

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皆様の会社は経費で書籍を購入することはできますか?多分、業務に関係する書籍であれば、購入を禁止している企業はほとんどないでしょう。

では、経費で書籍を購入されていますか?これは企業により、変わるところがあるのではないでしょうか。業務関連やビジネス書籍を読まないというのは論外として、書籍を読むためにはお金がかかる。経費で書籍を買えるということは、その負担を解放してくれるとてもありがたい制度といえます。しかし、経費で買われた本をよく読み活用している組織はそう多くないと考えます。

持論ではありますが、何かを学ぶということは、何かを犠牲にする必要があります。それが、お金であり時間でもあります。犠牲を払うから、何かを得ようとする。犠牲が少なければ、学ぼうというモチベーションが落ちることになります。

経費で本を書うと言うことは、自分の懐を痛めないので、極端なことを言えばはずれても、なにも学べなくても自分の懐は痛みません。自分で本を買うのであれば、本当に使えるか吟味しますし、買ったら一生懸命読みます。

最近は便利になって、今まで大金を払って買うしかなかった情報やテキストが手に入るようになりました。私もそうですが、無料で手に入れた情報やテキストは保存しておくだけであまり使わない。お金を払っていないので、そのうちやればいいやということになってしまう。

安価又は無料で学べる環境が整備されることはとても良いことですが、その反面学ぶ方の意識がなければ宝の持ち腐れになってしまうものです。

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