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チャンスをつかむ人、見逃がす人

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今回もガンダムネタで一本。(ファースト)ガンダム第一話で、主人公のアムロがガンダムに乗ることからこのアニメはスタートします。この話をベースに、進めてゆきたいと思います。ちなみに、このお話は前回紹介した「ガンダムが教えてくれたこと」に掲載された内容がベースになります。

今回の話の基礎となるガンダム第一話の内容は以下の通りです。

=第一話ざっくりストーリー=

主人公(アムロ:10代の青年)が平穏に暮らしていたスペースコロニー(国と考えてください)に、突然敵のモビルスーツ(ロボット)が攻め込んで来ました。

主人公は敵に対抗するすべがないため、民間人と一緒に避難してましたが、避難用宇宙船の近くにたまたま、無人のガンダム(味方のロボット)が配備されていました。周りに人がいないため、主人公がガンダムの中に入ったら、たまたまガンダムの中に操作マニュアルがおいてありました。

ちなみに、ガンダムに乗っても戦いに負けたら死ぬ可能性があります。但し、避難すれば生き残ることができます。

主人公はガンダムに乗り込みマニュアルをみながらガンダムを動かしました。そして苦労しながら敵を撃退しました。

この話をビジネスに置き換えると、こんな条件になります。

<前提条件>

あなたはビジネスパーソンです(社歴・年齢は問いません)。今回、会社で新規プロジェクトの公募がされました。

あなたにとってそのプロジェクトは全く未知のものですが、プロジェクトのゴールは明確に設定されており、最低限のサポートは会社からしてくれるという条件があります。但し、最低限のサポートなので、ゴールに進むために何をするかは自分で考えなければなりません。

応募するかしないかは、あなたの自由です。また、参加しなくても特にデメリットはありません。但し、失敗するリスクはあります。

あなたはこのプロジェクトに応募しますか?

自分の担当業務とは関係ない仕事や、自分の力量を超える大きな仕事をお願いされた際に、放っておいたり、自分には出来ないと断る人がいます。そのような態度を取り続けていると、その人にチャンスは回って来なくなります。なぜなら、その人は自分の能力向上の機会を見逃し、自分の能力を見限ってしまっているから。

逆に無理だと思っていても、自分で何とかする方法を考え対応していけば、結果はどうであれその人に次のチャンスが巡ってきます。但し、その結果を出すまでは非常な苦労が伴いますが。(楽に結果が出せる仕事はチャンスとは言えませんので)

上記のたとえ話は、社内プロジェクトの公募というチャンスが潜在してそうな感じで書きました。しかし、チャンスが潜在する仕事は大抵自分と関係ないと思えてしまう、また面倒だと思えてしまうようなものがほとんどです。(まれに本当にどうでもいい仕事はありますが)

その関係ない・面倒だと思われる仕事に対面したとき、「自分のためになると思れば進んでつかみ続ける」または「関係ない・面倒なので見逃す」のどちらの態度を取るかが、チャンスをつかむ人見逃す人の違いだと考えます。

チャンスをつかむ人、見逃す人になるかは、年齢や経験とは全く関係ありません。その条件は非常に単純で、上記の通り自分のためになるのであれば、面倒だと思える仕事を進んでやろうという意思があり、成功するためには何が必要か考えようとするかだけです。

チャンスがあればそれを積極的につかみ続ける人には、新しい道が開けます。逆にチャンスを見逃し続ける人は、何も変わることなく終わります。

初めのガンダム話ですが、主人公はどうなったかというと、ガンダムに乗り続け、困難に立ち向かい続けることで、ニュータイプとしての自分の能力に目覚め、英雄になりました。

仮に、第一話で主人公が一般人と一緒に避難していたらどうなっていたでしょうか?きっと、避難先で可もなく不可もないが、戦争の都合に振り回され避難を続ける毎日が待っていたと思います。

目の前にガンダムという大きな仕事が横たわっていました、その時あなたはどうしますか?

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