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体調不良で感じたITのセキュリティと利便性のジレンマ

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先週の金曜日急な体調不良で仕事を休んでしまいました。金曜日と土曜日は調子が悪く布団で悶えていましたが、本日の日曜日は体調が回復し今こうしてブログの記事を書いています。

こんなとき感じるのが、休んだ分家でも仕事を進めることができたら。ということ。いろいろと期限が迫った仕事もある反面、会社では否応なく残業できる時間が削減されているので、そもそも仕事ができる時間が少なくなっている(もともと自分は遅くまで仕事をしたいと思ったことはないが、期限を守るために遅くなることはある)。

もともと体調不良というのは、自己管理ができていないということの現れないので、それについて弁解するつもりはない。しかし、体調が回復したのだから休みでも待っているお客さんのため少しでもリカバーをしたいもの。しかし、これができない。なぜなら、自宅で仕事をしてはいけないというきまりがあるから。

自宅で仕事をしてはいけない理由としてセキュリティがよくあげられる。確かに、家に神の書類を持って帰って仕事するのは盗難などにあったら情報が漏えいするので問題だと思う。しかし、セキュリティがかかった電子データをセキュリティがかかったクラウド上に保存し、これまたセキュリティがかかったPCで取り出し仕事をするのはどうなのだろうか。紙のデータとセキュリティのかかった電子データを同じレベルリスクがあると考えている企業は多い。しかし、そのリスクは同じものかというと、全く別レベルのもの。

そもそもITというのは人々が行っている業務を効率化し、人の創造力を助けるもの。そのために毎年様々な技術が産み出されている。クラウドはその最たるもので、クラウドが普及することで人々はデータに縛られることなく、自分が最も効率的に仕事ができる場所で仕事をすることが可能にする技術である。

これを使いこなすことで、必ずきまった場所に定時に出社し定時に帰らなければならないという働き方から解放される。知識労働者であれば、何時に出社し何時に帰るのではなく、どのような成果を残せたかが重要である。しかし、成果は求められるが、それと同時に必ず定時に規程の場所に来て定時に帰るという変則ルールを求められる企業は多い。というかほとんどの日本企業はそうである。

セキュリティは重要である。セキュリティ事故により企業の存続に影響が出る場合もあるため、無視しろとは言わない。しかしセキュリティリスクばかりに着目し、ITを活用することの効果に目をつぶる企業がとても多い。セキュリティとIT活用による利便性のジレンマを感じてしまった一日であった。

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