ブログとネタのつくりかた その14(のまのしわざさん編)
こんにちは。【Six Apart】の齋藤朱保です。
今日は、かなりガンダムに情報特化したブログを書いている同僚、のまのしわざ改めガンダム部長に聞いてみました。
のまのしわざ改めガンダム部長
http://nomano.shiwaza.com/tnoma/blog/
[Six Apart]齋藤:
最近、ブロガーの方からよく「ガンダム部長元気?」と聞かれることが多くなりましたが、のまのしわざというブログの名前よりもガンダム部長という名前の方が定着してきましたよね、変えてしまえばいいのに。さて、最近のブログの更新ペースはいかがですか。
[のまのしわざ]:
ガンダムSEED DESTINYは9月に終わったから番組の感想はなくなったけど、それなりにネタはあるよね。
[Six Apart]齋藤:
以前、聞いた時には、一回の番組を一週間で三回見る。一回目は放送時、二回目は放送直後、三回目は時間を置いてからみることで、きちんと番組を理解して掘り下げているっていってましたね。
[のまのしわざ]:
うん。でも、それは面白いかどうかにもよるけどね。面白い時には10回ぐらいそのセリフを繰り返し見てるときもあるし、つまらない回だったら2回ぐらいでやめることもあるから。
[Six Apart]齋藤:
Webと、紙媒体とテレビだと、普段どんなものを見てるのか教えて下さい。
[のまのしわざ]:
(注:長いので一覧にしました)
Web:朝起きたら、まず自分のブログを見てコメントとトラックバックをチェック。自分が大好きだから、どちらかというとたくさんのブログを見るより自分のブログエントリーを読んでいて、編集して精度をあげていく時間の方が長いかも。
FireFoxのLiveBookmarkで、気になったものを読んでいく。
週刊誌:ヤングマガジン、スピリッツ
月刊誌:ラジコン雑誌3誌、模型雑誌(ホビージャパンと電撃ホビー)
テレビ:リアルタイムではなく、自分の生活時間体にあわせて好きな番組を見たいから録画してみている。
ガンダム、焼きたて!!じゃパン、ケロロ軍曹、激走GT、F1など。
ガンダム情報はテレビを見て放送のレビューを書くことを毎週自分に課していたのと、それ以外のガンダムにまつわるイベントやガンプラなどの情報はほとんどホビージャパンから情報を得ていますね。
[Six Apart]齋藤:
実際のエントリーの構成比率はどれぐらいなんでしょう?
[のまのしわざ]:
うーん、ガンダムが5、車が3、身の回りのことが1、その他が1ぐらいじゃないかな。
[Six Apart]齋藤:
ガンダムが半分・・・、どうしてそんなにガンダムにこだわりがあるんでしょうか?
[のまのしわざ]:
ガンダムの初代の放映って1979年に始まったのだけど、その頃中学受験を控えた小学校6年生だったんだ。本当は勉強をする時期なのにガンダムが面白くてはまったわけ。その放送は1980年の1月末で終わったけれども、中学受験は1980年の2月2日。どう考えても受験勉強してない。小学校の頃とかお勉強も出来た方だし頭いいんじゃないかって誤解していたんだけど、それが合格はしたものの補欠だった。つまりその学校内では最後尾=頭が悪い奴に転落してそれまでのプライドがガラガラと音をたてて崩れていったわけ。そのトラウマで大学も大学院も全部推薦。会社も推薦でいわゆる受験をしていないんだよね。全部、ガンダムの影響。
[Six Apart]齋藤:
ガンダムのトラウマだったんだ、ずいぶん早い自己形成ですね。
[のまのしわざ]:
最初の放映当時からだったんだけど、ガンダムってシリーズ化はされているけど放映されている間だけインパルス応答するような、鮮度が持続しないコンテンツだったんだよね。それが、2000年にガンダム20周年で作品がリリースされたけどあまり盛り上がらなかったから、俺はその時、もうガンダムの流行は終わるんだと思った。でも、2002年にガンダムSEEDが登場して、これが初代ガンダムにインスパイアされた作品だったから、初めて過去との対比が生まれて、過去のシリーズが価値を持ち始めたんだよね。ガンダムが初めてアーカイブ化されたの。
[Six Apart]齋藤:
2002年ていうと、ファンの情報がブログで発信されたりしてないんでしょうかね?
[のまのしわざ]:
眠っていた過去のシリーズからのファンと、新しいファン層、特にティーンエージャーの女性が当時ガンダムに敏感に反応したと思うんだけど、2種類のファンがいることでW効果みたいなものはあって圧倒的に情報は増えたよね。ネットワークやDVDの普及で過去のコンテンツが見やすくなったというのもあるだろうし。ガンダムと一緒に生活しているというか、犬も歩けばガンダムにあたるというか、ガンダムの出現比率は今の状態が過去最高のはず。
[Six Apart]齋藤:
のまさんが、最初にブログを使い始めた時と今の印象ってどういう感じなのでしょうか?
[のまのしわざ]:
最初は、ツリー構造とかホームページを見慣れた目には、なんてナビゲーションしにくいホームページなんだろうと思いました。ブログって、アーカイブ毎にマトリクスのような構造になっているから。
便利だなと思ったのは、CMSとして更新ができることと、自分のエントリーを主軸にしたコミュニケーションができること。ほら、自分が大好きだから。あと、議論て軸がないと拡散してしまってまとまらないからね。
[Six Apart]齋藤:
コミュニケーションで印象に残っている出来事ってありますか?
[のまのしわざ]:
2003年8月に書いたもので、ボルボのV70Rという車のことを書いたエントリーがいまだにボルボファンのコミュニティーと化しているエントリーがあります。これはいまだにコメントがついていて、コメントが1000件を超えるとさすがに読みにくいから別のエントリーをたてているんだけどその作業を1年に1回ぐらいやっています。現在は、パート4までつくりました。自分の興味と、同じ興味を持った人がコミュニティ化しているのが面白いよね。
あえて、何かコメントを言うにはあまりに壮絶なエピソードが出てきたため長いエントリーになってしまいました。好きこそものの上手なれとは良くいったもので、好きなことをエントリーしているからあれだけ語れるし、エントリーも書けるんだろうなあと実感した1時間にわたるロングインタビューでした。(過去最長です)
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