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クライアントの言葉に傷つくことのあるSIの方や、SIの言葉に何か騙されているような気がしているクライアントの方へ

2008年1月16日付日刊自動車新聞によると、三菱ふそうが神奈川中央交通にベンツ製連結バスを導入した、とのこと。

↓記事のページ
http://www.njd.jp/main/20080116-003.html

神奈川中央交通、と言えば、通称かなちゅうで知られる・・・というか、実際には自分はそこのバスが走っているロケーションも含めて自分はあまり縁が無いので”かなちゅう”という略称も含めてよくは存じ上げないのだが、その会社そのものは以前からとあるニュースで知っていた。

それは、連結バスを導入するのが今回初めてでは無い、ということ。以前、初導入の際、テレビ東京のワールドビジネスサテライトでやっていた。

今回の記事によると、今回導入されたのは、メルセデス・ベンツのシターロG、というモデルらしいが、以前導入されていたのは、ネオプランのN4421というモデル(恐らくこれが今のモデルらしい・・・残念ながら自分はドイツ語チンプンカンプンなので正確ではなくて申し訳ないが・・・)である。

今回の導入について、神奈川中央交通のプレスリリースを見てみると、既に運行路線が決まっているらしい。その文面を少し拾ってみる。

厚木アクストは、東名厚木インター周辺地区の中核を成すオフィスタワーで、現在約5,000人が就業しています。その多くの方の移動手段として、小田急小田原線本厚木駅から路線バスをご利用いただいておりますが、朝夕のラッシュ時には交通混雑が未だ顕著であり、更なるバスの利用促進を図ることが課題となっておりました。
今般、当社および厚木市、国土交通省、神奈川県、神奈川県警察本部で検討を行った結果、大量輸送と交通混雑の緩和を同時にかなえられるものとして、通常バスの約2倍の輸送力をもつノンステップ連節バス「ツインライナー」の導入を決定しました。

つまり、やはり、行政の協力無しには実現し得ない部分はあった、ということだ、と思うが、

なお、ノンステップ連節バス「ツインライナー」及びPTPSは、すでに藤沢市の「湘南台駅西口~慶応大学」間で導入しており、駅前渋滞が緩和される等好評を得ております。

とのことから、先に導入し運行していた実績が、今回のソリューションを選択する際の検討候補にあがる理由であったことは間違いないだろう。そういう意味では以前の導入の際には並々ならぬ調整や努力があったこと、と思う。何よりこの長さは道交法上は難しいのである。

また、バスの運転手の方の習熟、という点でも”馴れることのできる環境”があるか無いかで、このような公共交通機関を実現できるための重要な鍵、となることだろう。

前述のワールドビジネスサテライトで取り上げられていた際、運転を担当される方が、「最初とまどいますが、案外馴れると普通に運転できます」とお話されていたような記憶がある。こうして”より違うスキル”を持った運転手の方がどんどん増えていくことにより、神奈川中央交通は新たな武器を身に付けられるのだ、と思う。

連結バス(神奈川中央交通では連節バス、と呼んでいるが)が全てのバス事業者にとって脅威となる程の存在、とは実際の所思えない。明らかに不要な旅客量しか無い地域もあれば、道路状況等がそもそもこういった連結バスの運行を許さないロケーションもあるからだ。でも、逆にこういったバスが必要である所に対しては、直接、運行業務に乗り出さず共、導入するに必要な調整業務のコンサルティングや、運転手の方に対する指導等のサービス提供をメニューとして販売することはできるかもしれない。そういう意味で他社と異なる取り組みに乗り出している姿勢を応援したい、と個人的には思っている。

最後に、蛇足みたいなお話。

確か以前に見たことあるなぁ、と思っていた、このかなちゅうにおける連節バスの紹介ページ。かなちゅうでは「Twin Liner」と愛称を付けており、その紹介ページはプレスリリースに”開設しました”と書いてある所からは飛べる(→http://www.kanachu.co.jp/misc/twinliner.html)のだが、トップページからはその存在が非常にわかりにくい!左側メニューバーの下の方、「そのほかの情報」というところをクリックすると、「神奈中バス関連の情報」というページに行き、そこの二段目に「ツインライナー」ページへの紹介が付いている。「そのほかの情報」をクリックしたら「神奈中バス関連の情報」に行くって・・・。それに何よりツインライナーに関するページをせっかく用意してある割には、その存在がわかるようになっていない。紹介する気が無いのかと思いきや、トップページにはしっかり画像があるし・・・。オリジナルグッズもわざわざ作っているのに・・・。

このあたりの動線は絶対見直した方が良いと思う、とあえて書いておく。やっぱここはITmediaなので・・・。

追伸:・・・とここまで書き上げた所で改めて世の中をGoogleさんに聞いてみると、自分が無知なだけで、幕張副都心にて京成バスが連結バスを古くから走らせている、ということを知った。わちゃー。でも今回のエントリーはこのまま行くぞ!でも、京成バスの公式ホームページを見ても、それを声高に書くようなことをしていない・・・。そういう意味では神奈中のPR戦略勝ち?その他、現在招致活動中の東京オリンピックでも、会場間のアクセスに連結バスを利用する計画もあるようである。様々な面において規制緩和が進む中、”現在の法律がこうだから”という点でしばられて動けなくなるより、”もしここがこうなったらどうなる?”というシナリオもきちんと描いて進んでいきたいものである。

t-senoo

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コメント
おおた 2008/01/17 13:26

 連接バスと言えば、私自身は1985年に筑波で行われたEXPO'85を思い出します。万博中央駅から会場まで乗っていきましたよ。もうあれから20年か…(遠い目)。
 ちなみに、1950年(!)に連接バスが八戸市交通部に1台だけ納入されて営業運転された、という記録もあるようですね。

ako 2008/01/17 15:02

まさに、そのツインライナー(湘南台~慶応大学)によく乗っています。外国の空港バスのような雰囲気もあり、人数がたくさん乗れることと、途中1箇所しか止まらない急行なので、乗れればラッキー!と思います。

運転手の方も今は相当馴れておられるのでしょう。乗って不安な思いをしたことは一度もありません。

せのお 2008/01/18 00:19

>おおたさま
コメントありがとうございました。
EXPO'85で走っていたらしいですね。自分は筑波には行かなかったので、ネットで知りました(とりあえず関西在住だったので、ポートピア'81だけで我慢した、というか・・・)。
>もうあれから20年か…(遠い目)。
いや、ホントにそういうのは最近よく思います。最近怖いぐらい日の過ぎるのが早いです(・・・最近の誰かのエントリーにあったな、それ(笑))
>ちなみに、1950年(!)に連接バスが八戸市交通部に1台だけ納入されて営業運転された、という記録もあるようですね。
情報ありがとうございます。ちょっと自分も探してみます!(実は結構バス好きなのです)。

せのお 2008/01/18 00:30

>akoさま
コメントありがとうございました。
>まさに、そのツインライナー(湘南台~慶応大学)によく乗っています。
自分はSFCの周辺に全く土地鑑が無いもんで、想像の物言いで申し訳ございませんが、SFCの先進性とバリアフリーに対応した国内初の連節バス、というのは何か雰囲気があっているのではないでしょうか?自分も一度連節バスでSFCにお邪魔したいものです。
>運転手の方も今は相当馴れておられるのでしょう。乗って不安な思いをしたことは一度もありません。
なんだか素晴らしいですね。”プロ意識”って感じがします。またよろしくお願い申し上げます。


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妹尾 高史

妹尾 高史

某輸送用機器製造メーカー勤務。カーナビゲーション事業の事業企画・展開部門所属。
ミニ鍵盤奏者、という新しいミュージシャンカテゴリーを開拓中。

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