どんなアルバイト経験のある学生を採用しますか
ここのところ、また人が足りなくなってきたので、採用、アルバイト、インターンシップなどで募集を進めている次第。そんな中で、新卒採用をする際に、どういったアルバイト経験のある学生を採用するか、という話題がありました。
僕自身、高校生の頃にずーっとガソリンスタンドでアルバイトをしており、そこで学んだことはとても多かったのです。特に「声を出してお礼を言う」ということは、そのアルバイトをするまで経験がありませんでした。
「ありがとうございます!」
ガソリンスタンドですから、お金を受け取る際に「ありがとうございます」、あるいはお見送りをする際に「ありがとうございました」と言うわけですが、最初はなかなかそれが言えない。しかも相手は窓を閉めていることもありますから、大きな声でないと聞こえない。気持ちはあるのですが、なかなか音として口から出てこないのですね。
僕自身、そういう経験があるせいか、接客経験のある学生に注目します。飲食、ガソリンスタンドなど、業種は問いませんが、接客です。ありがとうございます、が言える。これだけでも大きいですし、自分のアルバイト代は、お客さんが払ってくれたお金の中から支払われている、ということを理解しているかどうか、というのが大事だと思っています。まあ、そういうアルバイト経験があるから理解している、と短絡的に考えてはいけないかも知れませんが、まったく経験のない人よりは理解している可能性が高い、と思っています。
こういうお話をすると、特例を持ちだして反論する人もいますが、特例は特例。 言い出すとキリがないのですが、大雑把にいうと接客経験のある学生は、当社の仕事に向いていると考えています。キッティングやクラウドサービス提供など、一見接客とは関係無さそうな仕事もたくさんありますが、最終的にお客さんに使っていただくものを提供するという意味では同じ。どうしたら使いやすいか、どうすればより便利か、といったことを考えながら改善を重ねていくことができるか、あるいは言われたことだけをやるか、というのは大きな違いだと思います。
皆さんは採用される際に、どういった経験のある学生を採用されているでしょうか。