ベンチャーが求人サイトを使っても採用できない理由
三連休はいかがお過ごしですか。三連休の初日は高速道路が大渋滞で、運転されていた方はお疲れのことと思います。僕は普段できなかった仕事を済ませることができて、気分がいいです。「気がかり」って精神衛生上よくないですもんね。
さて、急遽アルバイトが必要になり、どうしようかと考えていました。先月、いくつかの求人サイトを利用したのですが、うまくいきません。我々のように知名度のない会社では、アルバイトといえども採用には苦労するのです。 それは前職でも感じていたことで、ソフトバンクという名を冠した会社の募集は難しくないのですが、ソフトバンクと付いていないグループ会社では採用に苦労します。大手求人サイトに数百万円を支払っても、一人も採用できなかったことも何度となくあり。「だったら、賞与で払ってくれよ」という社員の声が聞こえてきますしね。(僕も社員でしたけど)
そもそも求人サイトを見ている募集者は、そこから読み取れることしか分かりません。当然ですね。別に大手志向の方ばかりではないのですが、文字情報だけなので結局大手に応募することになりがちなのですね。ベンチャーの楽しさ、良さ、スピード感は、そこから読み取れないのだと思います。
求人サイトは、写真の大きさや量、ページの数で価格が設定されています。当然、たくさんお金を支払える企業が大きく掲載されます。これは紙媒体の頃から何も変わっていないのですよね。なので、そこに大金を支払えないベンチャーが、横並びに掲載してもらおうとすると無理が生じます。また、応募してきた人のフォローがちゃんとできているか、というのもあります。応募の連絡を入れたのに、2日間、3日間も返事がないようでは、応募した身としても不安になります。そこに人を配置できているか、ということですね。
求人サイトを使うということはお金がかかるので、そこに採用業務を丸投げしてしまっているケースは少なくありません。僕自身も、最初は丸投げすればいいものだと思い込んでいたのでしょうね。だから採用できない。求人サイトを運営する会社のスタッフとの協業が必要なのですよね。でも、求人サイトを運営する会社も、それは教えてくれません。お客さんなので、言いにくい、とかもあるのでしょうか。
当社の場合、昨日結局フェイスブックに掲載し、お知り合いの方がシェアしてくださったおかげで、今朝から面談が立て続けに入ることになりました。ありがたいことです。(これはサイトの効果というより、みなさんのおかげなのです)
採用活動にはパワーがかかります。いや、パワーをかけないといけない、ということですね。そして、自社に向いているのはどのツールなのか、を十分に検討する、ということなのだと思います。当社もきちんと考えて採用していこうと思う三連休の中日です。