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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

やったことがないことはやらない、では進めない

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 中村さんの「【75.6%】「やったことがないから、試してみる」人と、「やったことがないから、決められない」人」を拝読して、うなずく部分もあり、それにしても、と説教くさくなりそうな自分がいます。

 日本の高校生の、いったい何%がやりたいことを言語化できるのか、という疑問はあります。しかし、持っていてほしい、という勝手な期待もあったり。

 大学生にも当てはまり、社会人も、と思うのは「やったことがないことはやらない(やれない)」人っていますよね。コミュニケーションにおいても同様に「こういうタイプの人と仕事をしたことがない」という理由で、その人と仕事をすることを避けようとする人がいるそうです。
 当たり前のことですが、僕もこの年になって未だに、「初めて取り組む」ことがあります。まあ、当たり前ですよね、たかだか50年しか生きていないのですから。50歳そこらで、世の中のことを知り尽くしたような顔をすることは意味が無いですし。

 社会人一年生の場合、90%以上のことは、やったことがないことなのではないか、と思います。そして10年働いた人が同じ会社で同じ部署にいたとしても、その部署全体の業務の中で、まだ50%以上のことはやっていないように思います。転職したらもっとですね。その会社のポリシー、業務スタイル、カルチャーなんてものも複雑に絡まってきますから、「全てやったことがある」にするまえには、何年もかかるのだろうと思います。

 最近、いや最近というと、若い人のことのように思われますが、最近の人、という意味ではなく、「最近」という時間軸のお話。最近、「やったことがないことはやらない」という人が増えているような気がします。口ではチャレンジとか言うのですが、実務レベルではやらない、といったような。しかし、それでは働く意味も薄れる気がします。また立ち戻って「なんで働いているんだっけ?同じことを繰り返すことが、自分の働き方だったんだっけ?」というように。

 僕自身も、この年になると及び腰になりがちです。しかし、それでは自分が成長(体型ではなくて・・・汗)できないと言い聞かせ、やったことがないことでも、取り組める人間でありたい、あろうと心がけている今日この頃です。

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