学生は、インターンシップを、何のためにやるのか
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インターンシップをやる企業は、意外と増えていないという話を聴きました。インターンシップは「学生が一定期間企業等の中で研修生として働き、自分の将来に関連のある就業体験を行える制度」であるのですから、企業にとって、そして学生にとっても、お見合い期間に当たるはずなのに、その機会が増えていない。
インターンシップの現場を見てみると、ある、有名な旅行会社ではここぞとばかりに、パンフレット送付のための封筒貼りをやらせていると聞きました。これはインターンシップにやらせるべきことなのでしょうかね。また、ある企業は派手にインターンシップを実施することで、企業としてのブランディングを行なっているそうです。その他にも、自社の都合でインターンシップを行なう企業がある一方で、ベンチャーの多くはうまく採用に繋ぎ込めていないことが多いようです。
学生はというと、インターンシップと就職活動を繋ぎ込めていない。先日、ある学生から「就職が決まったら、インターンシップさせていただけますか?」と言われたのですが、「え?」という感じです。いや、アルバイトなら分かります。インターンシップですよね?
せっかくインターンシップをやるのであれば、学生はその辺りを考えて取り組むとよいと思うのです。せっかくインターンシップをやるのであれば、将来自分が就きたい職業、将来働いてみたい業界に行くことで、その仕事が自分に向いているのかどうか、を判断できると思うんですよね。
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