内定が出ている学生の自分探しは、青い鳥症候群
»
昨日の会話から。
就職が難しい、内定が出ない、と言っている学生が少なくない中で、内定が出て、そこに決めたのであれば、まずはそこに向かって邁進すべきだと思う。そして、残り少ない学生生活を有意義に、楽しく過ごせば良いのだと思います。
ところが、中にはそこから改めて自分探しをしてしまう学生がいるようです。自分探しって何なのでしょうね。言い方がよくないかも知れませんが、はっきり言って甘えだと思っています。また、自分への過信と言えるのかも。まだ「仕事」という意味では、アルバイト、インターンシップくらいしか経験のない中で、何を探すのか。探しても何も見あたらないのではないか、と思うのです。
自分探しというキーワードで検索すると「自分探しで迷子になったオトナへの処方箋」というタイトルの記事が見つかりました。その記事によると、こういった人たちを「青い鳥症候群」と呼ぶそうです。話『青い鳥』は、命がけで探した青い鳥は結局、家の鳥かごの中にいたというオチで終わっています。自分がもっと、もっと、と求めているものは、既に手に入れているもの、つまり今の内定先かも知れないということですね。
「自分はもっと出来るんじゃないか」「もっと自分に合った仕事があるんじゃないか」そんなことを考えている学生が、「これこそ自分の仕事だ!」なんて言っているのを聞いたことがありません。
だったら、そんなことをしているヒマがあるのなら、残り少ない学生生活を満喫してはどうだろうか。卒業論文も追い込みでしょうから、とにかく自分が出来るベストな卒論を書き上げることに当ててはどうか、と思います。そして、内定をもらった企業をもっと勉強してみる。時間があるのなら、先輩に時間をもらって話を聞いてみる、などの時間に充ててはどうか、と思いますね。
くよくよ迷っていないで、やるべきことがある。時間を有効に使って欲しい。そう思う今日この頃です。
SpecialPR