内定を「もらう」学生、「もらわ(え)ない」学生
最近、当社に学生アルバイト(@masuami)が来てくれるようになって、学生たちとのコミュニケーションが一気に増えました。@masuami自身が活動的な人間であることもあって、周りも活動的な学生が多い。
で、彼らに就活について聞いてみたところ、内定をいくつも「もらう」学生と、なかなか「もらわ(え)ない」学生にスッパリ分かれるようです。もちろんいくつも「もらう」学生の多くは、自分の意見を持ってきちんと面接に臨んでいるのでしょうが、中には要領だけで乗り切っている学生もいるようです。
「面接なんて、適当にウソをつけば良いんだから楽勝だよ」
そうかぁ、ウソをついている学生がいるのかぁ。そう考えると、面接する側のスキルも大事ですよね。
僕が20代の頃に勤めていた会社では、実際に配属される部署の先輩や責任者が面接をしていました。人事部は、後の手続きとケアをする部署。採用には、裏方として、会場手配や面接設定を行なう部署です。
最近感じるのは、なんで人事部が面接するんだろうか、と。上司として、自分の部署に配属される人が面接する方が良いんじゃないか、と思うんです。
例えば僕の部署に配属されるのなら、必死で面接します。自分の部署の売上や業績に携わってもらう人間なのですから、そして彼らの成長に責任を持つ自分ですから、一生懸命面接するんです。
以前聞いた話ですが、人事部の仕事をしている人の中には、やらされ感でやっている人も多いとか。
「どうせ、うちの部署じゃないし」
仮にこんな考えで面接しているとすると、溜まったものではありませんよね。で、配属されてきたら「なんで、こんなの採用したんだよ」なんて、責任の押し付け合いが始まる。
内定を「もらわ(え)ない」学生が、無能であるわけではない。たまたま、です。でもね、一生懸命就職活動をしている学生でも、なかなか決まらないと、ちょっとしんどくなってくるんです。これは、面接する側も、これからの時代をリードしていく人たちを相手にしているのだ、という責任を持って面接に臨むべきだと思います。
もちろん、「あのねぇ、それじゃぁ採用しようなんて気にならないよ」という態度の学生もいるでしょうから、一概には言えません。
しかし、学生はスキルを採用することは少ないはず。ほとんどはポテンシャルで採用するのですから、こちらの見極める力の大小が大きく影響するんだ、ということを理解していないといけないのは事実です。
なんかいろいろだなぁと、学生たちと話していて勉強になりました。