大学で学んできて欲しいこと
昨日、内定について書いたところ、多くの学生からツイッターで賛同のリプレイをいただきました。ただ、学生たちの能力について満足しているわけではないので、ちょっと書いておこうと思います。
誰が(Who)、何を(What)、いつまでに(When)、どのように(How)。我々ビジネスパーソンにとって、基本中の基本です。まぁ、社会人でも出来ていない人が大勢いるのはさておき。
学生が会議をやると、「全員が意見を言う」とか「全員が納得する」といったことにフォーカスしがちである、ということを聴きます。
たしかに公平に運営することが重要ですが、とかく公平と平等が混在しがちなのかな、と。フェアにやるべきであるとは思いますが、なかなか意見を言わない人を待っているのが、本当にフェアなのか、本当に良いことなのだろうか、ということです。
その結果を待っている人がいるのに、それを鑑みずに議論を続けているのは、我々ならあり得ないこと。結果が全てとは言わないですが、結果が伴わない議論は、会議と呼ぶのはおこがましいわけですよね。
大学では、古い教授たちが、自分が教えたいこと、教えられることだけ教えている大学もあるようです。最近では、ビジネスパーソンを迎えて授業をやるケースもあるようですが、大学を運営する人たちに考えて欲しいのは、例えば本学の経済学部を出ると、こういう社会人になってもらいたい。だから、こういうことを教え、こういう行動をとれるように教えていく、といった具合です。
いろいろな企業が新卒採用を躊躇しているのは、最初に教える手間が多すぎるから。
ビジネスの基本くらいが分かっているなら、教育の時間と手間は半減します。そういう学生を輩出するって、無理なリクエストなのでしょうか。