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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

就活生を応援するのは賛成。ただし、お金じゃないと思う

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 今朝の日経新聞一面をご覧になった方は多いと思います。いくつかの人材派遣会社や人材紹介会社が、商工会議所などから委託を受けて、一時的に雇用し他社への就職を支援する、というものです。

 えっと、就活に苦労している現状は十二分に理解しています。ですが、お金を出して派遣会社、人材紹介会社に委託することがベストなんでしょうか。就職が決まらない若者にとって、それは良いことなのだろうか、とふと考え込んでしまいました。

 昨日、森戸さんが「競争をしないことでうまれてきた弊害」というエントリーを書かれています。運動会で一等賞のない世界、学芸会で桃太郎役は5人も10人もいる、みたいな育たれ方をしてきた人たちが、もっと習得しないといけない、乗り越えないといけないことがあるように感じます。
 僕たち社会人は、いろいろな場面で協働もするけれど、競争もしています。社員全員が管理職になることはありませんし、定年になるまで同じ給料ということもありません。これを知らないといけないし、理解し、乗り越える必要があると思うんですよね。
 こういったことを体験させることって、できないものかな、なんて思います。競争してこそ、僕たちは自分の力を最大に発揮したり、成長したりできるのではないかな、と。

 先日の朝カフェ次世代研究会に参加された永井千佳さんが書かれている、ライフネット生命の出口治明社長の言葉。

今の日本は競争力が落ちている。皆、競争しようとしない。とくに個人一人一人の競争がない。これでは競争力が上がらない。 出版は、発信することで、個人の競争力につながる。

 出版のことだけではなくて、こういうことを教えてあげるというか、知って、学んで、体験することって必要なんじゃないか、と思うんですよね。もちろん、知った上で釣りバカ日誌のはまちゃんみたいな人がいてもいいんです。ただ、知らないで、そこにいるとのと、知ってそこにいるのでは全然違う、ということなんです。

 ちょっと頭の中を整理し切れていないのですが、とても気になったので書いてみました。

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