中村さんから、著書「親子就活」をいただきました。この本で「就活」という言葉がWikipediaに掲載されていることを知り、試しにYahoo!辞書で調べてみたらやはり載っていることがわかりました。若い人の言葉かと思っていましたが、定着しているんですね。

 読ませていただいて感じたのは、僕らの時代と単純比較してもしょうがない、ということです。中村さんが書かれているように、僕らは僕らで大変だったわけです。僕の少し下の人たちはバブル世代(1965年〜1969年生まれくらいでしょうか)と呼ばれていましたが、僕たちはそんな感じはありませんでした。
 僕の場合は、たまたま声をかけてくれた人がいたのでサクッと決めてしまいましたが(それでいいのか…)、僕の友人はいろいろと苦労をしていた記憶があります。

 一方で、今の人たちはいろいろと言われるけれど、彼らなりに一生懸命やっているように思います。業種業態にこだわらずに頑張っている人もいますし、自分の在住する地域では見つからないため、上京して慣れない土地で歩き回っている人もいます。
 ただ、僕たちの頃を引き合いに出しても、同じところと違うところがあるわけですから、どこが同じでどこが違うのか、その違うところはどうするといいのか、といったことを話し合うといいのでしょうね。
 僕も、自分の子供には「自分の好きな道に進んで欲しい」と考えています。しかし、社会経験の長い人間がアドバイスしたり、一緒に考えたりすることが重要であることを、本書で再認識しました。

「お前の好きなようにすればいい」

 そういうだけで、結果的に責任回避になっていてもいけないわけですよね。うん。

 本書の最後に書かれていますが、僕たちの頃は就職したらそこで定年までいる人がほとんどでした。銀行の平均就業年数は42年。定年しても嘱託とかで残るからですね。
 今はどうでしょう。銀行もいつ統合再編されるかわからない。製造業も、サービス業も、10年後に何がどうなっているか分からない。
 だからこそ、やり直しのきく時代になってきたんですね。第二新卒という、2〜3年でケツを割ったような話ではなく、10年やっても「違う」と思ったらやり直すことだってできる時代になってきたのだと思います。
 親子で一緒に考える。そういう、楽しい就活ができるといいですね。我が家はまだ先ですが、その時は一緒に楽しもうと思います。

kumaboo

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コメント
中村昭典 2009/11/15 20:22

大木さん、拙著を読んで頂き大変ありがとうございます。
 
今の就活を捉えたワードを並べると、とかくネガティブな表現が多いような気がしてしまうところですが、
これもメディアの勝手なイメージであって、大きな弊害なのかもしれません。
私たちが就活した時代からすれば、今の学生の方が恵まれている点もたくさんあるのです。
中でも、大木さんが仰るとおり、今の学生が与えられている「やり直しが効く時代」という最大のメリットをフルに活かし、前向きに挑戦して欲しいと、心から思います。

ooki 2009/11/16 05:38

>中村さん
本書、ありがとうございました。
なかなか子供の就活を考える機会はないのですが、いい刺激になりました。
「やり直せる」を安易に考えるのではなく、行き詰まった時の回避策として捉える、そんな就活が望ましいのかも知れませんね。


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大木 豊成

大木 豊成

スマートフォン法人導入コンサルティングのイシン株式会社 代表取締役。
著書に、iPad on Business、ソフトバンク流『超』速断の仕事術、ファシリテーターの道具箱(共著)がある。

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