谷誠之の 「カラスは白いかもしれない」:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 谷誠之の 「カラスは白いかもしれない」

人を動かすものは何でしょうか?様々な「座右の銘」から、それを探っていきたいと思っています

新入社員研修の期間は会社によってさまざまです。

入社数日ですぐ事実上の配属になり、OJTとも現場投入とも言える実地訓練を受ける方々もおられます。逆に5月末、6月末、長いところでは9月末とか11月末まで新入社員研修を受け続ける人(というか受けさせている会社)もあります。

私の本業は教え屋さんなので、今の時期は書き入れ時です。Windows や Linux、ネットワーク、データベース、C言語、Java、COBOL などのIT技術研修もやりますし、ビジネスマナー、コミュニケーションスキル、チームワーク、プレゼンテーション、インタービュー技術などの対人能力研修も行います。

そんな折、私は毎年色々な会社の新人にほぼ必ず言っていることがあります(時間の関係で言えないこともあるけど)。サラリーマンになって長い人がごらんになると賛否両論あるかとは思いますが、ここはひとつ「これから会社人になる人にむけて」の言葉だと思って、寛容な気持ちでお読みください。

  1. 君たちは社会人であり、会社人である。
    個人的に「社会人」という言葉を、「学生」と反対の意味で用いることに抵抗があります。学生だろうが子供だろうが、社会に深く関わって生きていることには変わりがないんだもの。しかし、論点はそこではありません。
    新入社員研修を受ける人々は、理由はどうあれみな「ある会社に所属して、そこで働いてサラリーをもらう」という選択肢を選んだわけです。つまりは「会社人」なんです。その状態を当たり前だとか、それしか選択肢がなかったとか思わずに、例えばフリーターとか個人事業主とか会社の経営者とか、はたまた街の八百屋さんや魚屋さんのように自分で店を構えて仕事をしている人とどう違うのかということを自分なりに色々考えてほしいんです。結論なんて、人それぞれ。正解なんてありません。でも「サラリーマンという生き方を選択したんだ」ということを自覚してほしいんです。
  2. 会社はあなたに3つのものを提供してくれる
    まず、仕事。右も左もわからないワカゾウに仕事を提供してくれるんですから、会社というのは太っ腹です。事実、体力のない会社は新人を雇うことができません。
    次に仕事の環境。机や椅子、オフィス設備などはすべて会社が用意してくれているのです。これも当たり前だと思っちゃいけない。また、仕事がしやすいような組織を構成することも会社の大事な要素です。1人でできない仕事でも、組織やチームならできる。
    最後に、勉強の環境。学生の勉強と大人の勉強の最大の違いは、「大人は必要に迫られて勉強する」ということです。目の前にある課題を解決するための手段が自分にないから、その手段を得るために勉強するんですね。つまりは仕事に必要だから、なわけですが、その勉強の機会を与えてくれるのが会社というありがたい存在なのです。
    ちなみにイマドキは、会社はキャリアパスや人生設計を考えてくれるところではありません。残念ですけどね。
  3. 給料は会社からもらっていると思っちゃいけない
    これは賛否両論あるかと思いますが・・・私はいつも断言しています。あなたの給料は会社が払っているのではない。お客様が払っているのです。人事や総務などの間接部門の人の給料だって、もちろん払っているのは会社のお客様です。これが大前提。
    だってお客様がひとりもいなければ、会社はあなたに給料を払うどころか、つぶれてしまうんですもの。お客様あっての会社です。これがわかっていれば、あなたが次に何をすべきかということはおのずと見えてきます。
  4. 元気だけは失うな
    入社1年目は、はっきりいってタダメシを食べさせてもらっているようなものです。あなたの給料は、あなたの先輩や上司となる人が一生懸命稼いでくれています。
    どうせ会社は、今のあなたには何も期待していません。1年後、2年後のあなたが、あなたがもらう給料の5倍、10倍稼いでくれることを期待しているのです。今は仕事ができなくてあたりまえ。失敗してあたりまえ。だからこそ色々なことに積極的にチャレンジして、いっぱい失敗して、いっぱい怒られましょう。謝ってすむのは入社1年目だけです。成果よりも努力が高く評価されるのも、今のうちだけです。
    知識も経験も必殺技も持っていないあなたですが、若さと元気だけは先輩や上司に負けないはず。まずは元気よく「おはようございます!」と挨拶することを忘れないようにね。
  5. 3年たったら辞めたっていい
    ちょっと過激ですが・・・今の会社に「とりあえず」入社した、という人もいるでしょう。その仕事が自分にむいているかどうかわからない、という人もいるでしょう。わからないから、やってみるのです。やってみるだけやってみて、ああ、やっぱりこの仕事は(この職場は)自分にあわないな、と思ったら辞めたっていい、と思っています。それが結局はあなたのためでもあり、会社のためでもあります。
    ただし、何もしないうちにあきらめるとか、自分にあうかどうかわからないからやらないとか、やったことがないからできないと言っちゃうとかはだめです。やってみないと、何もわからない。「石の上にも3年」とはよく言ったものです。3年もすれば、本当に自分にあう仕事なのか、自分にあう職場なのか、自分なりにわかってきます(思い込みもあるかもしれないけど)。

反対意見もあるかとは思いますが・・・
みなさんのコメントをお待ちしています(書くだけ書いたけど、ちょっと弱気)。

谷 誠之

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谷 誠之

IT技術教育と対人能力教育に従事して約20年。「ITと人間関係はビジネスの両輪である」を合言葉に、日夜東奔西走しています。

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