「メールならいいけど電話は苦手」というあなたへ贈るテレアポの方法
ぶっちゃけ言います。
私はテレアポが苦手です。
というより、電話が苦手です。
特に、面識がない方への電話はそうです。
ですから、何の躊躇もなくテレアポができる方を尊敬します。
さまざまな連絡手段を持っているIT業界のみなさんの中には
「メールならいいけど、電話は苦手」
という方は意外と多いのかもしれません。
なぜだろう?
その理由は、自分でもよく分かりません。
電話が苦手だと、時に困ってしまうのですよね。
営業ができないとか
仕事の進捗具合など、先方の意志を確認できないとか。
そんなときは、電話をかけなくちゃいけない。
かけたほうがいいのは、頭ではわかってる。
でも、電話が苦手な人にとっては
「そんなの社会人失格だ」とかなんとか言われても
苦手なものはやっぱり苦手なのです。
で、ダメな自分を責めたりするのではなく
無理に勇気を振り絞って電話をかけるのでもなく
苦手は苦手として受け入れた上で、次の手段を考えたい。
で、今日、私が取った手段は
「視点を1つ上に上げる」という方法でした。
視点を1つ上に上げるとは、つまり
「電話をかけることによって、何を得られるのか」
(つまり、1つ上の目的)を考えてみるんです。
今日、仕事の関係で
社会福祉団体と、労働者団体にテレアポを取ろうと思いました。
でも、やっぱり躊躇してしまいます。
そこで、
「○○に電話をかけることによって、何が得られるか」
を繰り返し考えてみました。
社会福祉団体の場合は・・・
「○○に電話をかけて、今後の仕事の相談する」
↓それによって、何が得られる?
「協力が得られる」
↓それによって、何が得られる?
「活動が広がる」
↓それによって、何が得られる?
「多くの人に知ってもらえる」
↓それによって、何が得られる?
「思いを共有した仲間ができる」
↓それによって、何が得られる?
「やりたいことができる」
↓それによって、何が得られる?
「自分にとっての生きがい、働き甲斐が得られる」
こんな「1つ上の目的」が見つかりました。
労働者団体の場合は・・・
「○○に電話をかける」
↓それによって、何が得られる?
「企業との連携が深まる」
↓それによって、何が得られる?
「本当に困っている人に近づける」
↓それによって、何が得られる?
「しごとのみらいの存在価値が見出せる」
↓それによって、何が得られる?
「本当にやりたいことができる」
こんな「1つ上の目的」が見つかりました。
で、
「自分にとっての生きがい、働き甲斐が得られる」
「本当にやりたいことができる」
このような、「1つ上の目的」が明らかになると
「電話をかける」という行動自体よりも
その上にある目的を叶えたくなるというか
無理に勇気を出そうとしなくても
「やらなきゃな」って気持ちが自然とうまれることに気がつきました。
たからといって、「勇気は全然いらん」とか、そういうことを言うつもりはありません。
最終的には、多少の勇気は必要でした。
でも、電話をかける「あり方」はずいぶん変わりました。
少しだけ勇気を出して電話を2本入れました。
1か所は全く初めてのところでしたが
無事、アポイントが取れて良かったです。
もしあなたが、
電話をかけるのが苦手だったら
「電話をかけること」に目が向きがちな視点を
「電話をかけることで、何が得られるのか」という
1つ上が明確になるように自分に問いかけてみてください。
その目的がはっきりすると
電話をかける勇気が湧いてくるかもしれません。
テレアポが苦手なみなさ~ん。
苦手なもの同士、お互いがんばりましょう!
方法はなんでもいいと思いますが
書き出しながら考えると可視化でき、自分の考えと向き合えるのでオススメです。