「仕事」=「楽しい」に変えるおまじない
「仕事とは難しいもので、楽しくないものだ」
仕事に対して、ひょっとしたらあなたもこのようなイメージをお持ちかもしれません。
■「仕事を楽しく!」という社長
昨日、テレビを見ていたら
新潟県三条市の金属加工メーカーマルダイさんが紹介されていました。
私は直接存じ上げないのですが
何でも、JAXA(宇宙航空研究開発機構)に企画を応募し、
採用されたとのこと。。
ここまで観ていて
「新潟の企業もがんばっているなぁ。ボクもがんばろう」
思ったのですが、
驚いたのはJAXAに企画が採用されたことではありませんでした。
アナウンサーがそこの会社の中に入ると
「萌えキャラ」のイラストが描かれたポスターが貼ってあります。
会社の前には、そのキャラが車全面に描かれた
「痛車(いたしゃ)」が置かれています。
その会社では、得意の金属加工技術を生かして、
ノートパソコンの下に引いてパソコンの発熱を抑える冷却すのこ
を作っているそうなのですが、その商品名が「すのこタン」といい、
萌えキャラのイラストは、
「すのこタン」のイメージキャラクターなのだそうです。
Amazonに「すのこタン」がありました。
テレビのアナウンサーがその会社の社長に
ものづくりについて問いかけると、このように言ってました。
子供のころ、いろいろ作るのは理屈抜きで楽しかったように
本来ものづくりっていうのは楽しいはずなんです。
けれどもそれが仕事になってしまうと難しいことになってしまう。
だから私は楽しく仕事がしたいんです。
そう満面の笑顔で話す社長の言葉を聞いて
おもわず「そうだよなぁ」と声を漏らしてしまいました。
「楽しさ」があるからこそ
「すのこタン」の発想が出てきたんだろうなぁと。
ものづくりに限らず
仕組みづくりでも、お客さんとの関係づくりでも
本来、仕事には楽しい面がたくさんあると思っています。
けれども実際には
"厳しいこと"も"苦しいこと"も"ねばならないこと"もたくさんあるので
そちらの方に目がいって、いつの間にか
仕事は「難しいものだ」「つまらないものだ」に
なっているシーンもたくさんあると思います。
でも、仕事が楽しくないほうがいいか、楽しい方がいいか
どちらがいいかと問われたら楽しい方がいいし
それを決めるのは自分なのしれないな・・・と思いました。
■仕事の「前提」を変える
だからといって、目の前に厳しい仕事があるとき
「楽しいと思おう」というのはなかなか難しいのも事実。
「楽しくない」と思ったり感じたりするのは仕方のないことなので
それはOKだとしても
現状がどうあれ
「仕事」=「○○」
という捉え方は、一人ひとりの「前提の持ち方」でもあるので
仕事への関わり方の前提として
「仕事」=「難しいもの」
から
「仕事」=「楽しいもの」
に変えられたらいいなぁと思います。
■「仕事」=「楽しい」に変えるおまじない
そういえば、以前、しごとのみらいオーディオセミナーにご登壇いただいた
心理カウンセラーの心屋仁之助さんは
物事の捉え方を変える方法として
「『ひょっとしたら、○○かも?』と考えてみるといいよ」
と教えてくれました。
「絶対にそうだ」と思いこむのではなく
ゆるめに「○○かも」ぐらいに考えてみるのです。
「ひょっとしたら、仕事って楽しくてもいいのかも」
このぐらいから始めるといいかもしれませんね。
あっ、「すのこタン」ですが、仕事で使うならイラストなしもありました。