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社員に感謝の気持ちを感じてもらうには

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社員が顧客に感謝できることって、大切ですよね?顧客に感謝できるからこそ、仕事自体も「○○しなければならない」から「○○したい」に変わっていくのではないかと思います。

たとえば、あなたの会社の応接室を、あなたの部下に掃除してもらうシーンを思い浮かべてみてください。仕事だと思っていれば「掃除しなければならない」ですが、今日もお客様に気持ちよく過ごしていただきたいなと思えれば「今日も掃除をがんばろう」と思うでしょうし、「このパンフレットは、もう少しきれいに陳列したほうがいいかな?」などという気づきも生まれるのでしょう。

もしあなたが経営層やリーダー層ならば、一度ぐらいは「顧客に感謝しなさい」「ほかの部署の人に感謝しなさい」と口にしたことがありませんか?けれども、メンバーはなかなか感謝の大切さを理解してくれないんですよね。そのお気持ち、よくわかります。あなたがこれまで苦労してきて身につけた「顧客への感謝の気持ち」「周囲への感謝の気持ち」が、仕事の成果につながるんだということを知っているからこそ、その気持ちをメンバーに伝えたいですよね?

さて、ここで少し立場を変えて、「感謝しなさい」と言われる立場に立ってみたいと思います。たとえば、「奥さんに感謝しなさい」「ご主人に感謝しなさい」「親に感謝しなさい」でもなんでもいいです。けれども、「感謝しなさい」と言われてもなかなかできないことを、私たちはよく知っています。(もちろん、わたしもそうです。)

「感謝しろと言われても、なかなか感謝できない・・・」

実は、これ、わたしが小さい頃から思っていたことなのです。少なくても、高校生の頃にははっきりと自覚していたように記憶しています。いえ、正確に言えば、「感謝しなさい」と言われて感謝できないわけではありません。もちろん、「感謝しなきゃな」とは思います。そうすることで、「あんなこともしてもらっていた」「こんなこともしてもらっていた」という気づきを得られることもあります。けれども、普段何気なく「うれしいな」「ありがたいな」と感じる時と、「感謝しなきゃな」と思うときの感覚には、明らかな違いがあることを知っていたのです。けれども、その違いを知りながら「そういうものだ」と思い込んでいました。

それから、心理学等を学ぶようになり、これらの違いに気が付いたのです。その違いは、一体なんだと思いますか?また、これに気が付いたら、身につけさせにくい「感謝の心」を周囲に身に着けてもらう方法も分かるようになりました。

ITmediaエンタープライズに寄稿しました。
ビジネスマンの不死身力:苦境を乗り越える「感謝力」の磨き方

私の意見では、本当の感謝とは、頭で意識的に感謝しなきゃと「考える」ことではなく、無意識に「感じる」ことだと理解しています。ですから、社員に感謝力をつけて欲しいなら「感謝しなさい」と考えてもらうのではなく、感じてもらうことが大切なのです。

そのためには、一体どのようにすればいいのでしょうか?

詳しくは、本文で・・・

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