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コスト削減によって得るもの、失うもの

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ばんちょ~のお題の「コスト削減」。私の経験を書いてみようと思います。

■モチベーションを下げるコスト削減

私がサラリーマン時代、業績悪化に伴って、「不要な電気をこまめに消せ」「休憩は10分まで」などのコスト削減を示されたことがありました。

電気や資源はとても大切。使っていない電気は消すべきだとは思いますが、あまりしつこく言われるのでなんだかやる気を無くすと共に、「そんなにやばいのか?」と会社の危機さえ感じるんですよね。電気を消すことによるコストを気にするなら、電気を使ってコスト削減をしなくてもいいような施策を考えたほうがいいのではないかと思ったことを思い出します。

休憩も「10分以上休憩している人は仕事をやっていないと見なす」と言われて、なんだか「働く機械」のように感じたこともあります。休憩時間に関わらず、結果を出す人は出すし、出さない人は出さない。どうせ言われるなら、「休憩は十分にとってくれ。その分、結果も出してくれよな。」だったら良かったのになぁと思います。

■コスト削減は残業を無くし、業務改善を促す

逆に、コスト削減で良かったと思ったのは「残業禁止令」ですね。残業をしてはいけないので、仕事を着手する前に組織の中でやるべきこと、やらなくてもいいことを決めて仕事をするようになりました。そのおかげで、それまでは「案件が溜まって忙しい」と言っていたのに、ユーザへの影響もほとんど無く、意外と定時に帰れちゃったですよ。いかに無駄な仕事をやっていたのかがよくわかった経験でしたね。

コスト削減も機会を捉えて、新しいアイデアや業務改善に生かせるといいですね。

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