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前回はアメリカ・NBAチームのNYKnicksが昨年実施していたTwitterを活用した 集客事例をご紹介しました。

スポーツチームにおけるソーシャルメディア集客戦略① ~米スポーツ界~



簡単におさらいすると、NYKnicksはTweet-upと題したTwitter活用キャンペーンを展開していたのです。 Tweet-upと命名された試合チケットを特設Webページにて購入すると、 今まででは考えられなかった特典(選手との交流や、自身の応援ツイートがスタジアムのサイネージに紹介されるなど)がもらえるというもの。

さて、それでは2011年はどのような展開を行ったのでしょうか。 早速見ていきましょう。





■2011年度のTweet-upはデルタ航空とのタイアップのTwitter企画


2011年度は、文字通りTwitterをフル活用した企画を進めています。

これはデルタ航空とのタイアップ企画で、NYKnicksの公式Twitterアカウント(@thenyknicks)上で、 ファンに対して様々なテーマで問いかけを行います。

ファンはテーマに沿った内容のツイートをRTという形で行い、応募完了。

これは「#NYKDelta」というハッシュタグを付与させることで、応募管理を行っているようです。

ランダム抽選で、当選者にNYKnicksの試合チケットと航空券のチケットをセットでプレゼントする、という企画です。



20110608_212836

ある日当然、この面白い企画はスタートしました。

・@thenyknicksからの質問ツイートにRTで返事をすること

・「#NYKDelta」をつけること

・抽選でホーネット戦のペアチケットがあたる

という内容のツイートがありました。



20110608_213210

NYKnicksからの質問テーマは、「デルタ航空でどこに行きたいか?」。

これに対して、@slardner92というユーザーから「San Diegoに行きたい!」と応募があり、運良く当選しています。



20110608_213441

当選発表も通常のツイートで行います。



当選した彼はやはりRTを行っていました。

(普段からKnicksのことばかりツイートしています。また3月の地震時には「Play for JAPAN」ともツイートしていました。)

このようにスポーツチームと接点を持つことは、貴重でかけがえのない経験になりえるのです。

チームはWow!を提供できたのです。結果、当選したことを彼はRTし、自分の周りに知らせたのです。 もちろん、リアル世界でも友人などには自慢げに話していることでしょう。

試合にはもちろん駆けつけ、もしかしたら、友人も誘っているかも知れません。当選者を試合に集客するだけでなく、周りの友人などを誘うきっかけになるかも知れません。


ちなみに、本キャンペーンは継続して行われているようで、 2月末から現時点までの「#NYKDelta」が含まれるツイート(@thenyknicks発信のツイートは含まない)は993ありました。 (口コミ分析ツール:TOPSYでの分析)

昨年度のアスキー総研ニュースの「Twitter利用実態調査」を参考にすると、日本におけるTwitterユーザーの平均フォロワー数が174だとのこと。

日本のデータなので無理矢理感は否めませんが、Twitter内でのインプレッション数を推測してみると



RT数 × RTしたユーザーのフォロワー数(今回は推測平均値) + @thenyknicksの#NYKDeltaを含んだツイート数30 × 約100,000フォロワー  

= インプレッション(タイムラインに露出された回数)

933RT × 174フォロワー + 30Tw × 100,000フォロワー  

= 162,342 + 3,000,000 

= 3,162,342 インプレッション



かなりざっくりした数値ですが、それでも少なくとも300万回は「NYKnicks」「Delta」の文字列が露出したことが伺えます。





■スポーツにおけるマーケティングのキーは?


スポーツチームはこのような非日常の経験を、いかにファンに提供できるか?
が 今後のスポーツチームのマーケティングのキーになると思います。

ファンは少なくとも、スポーツチームや選手と関わりたいと思っていますし、 日本でも多くの選手がブログを活用していることから、以前よりも身近に感じています。

もっと言うと、ファンはチームや選手とコミュニケーションが取れることが当たり前、とさえ感じるようになっています。 ソーシャルメディアでタッチポイントを増やし、コミュニケーションを行うことは企業もスポーツチーム&選手も同じく重要なテーマです。



また、位置情報サービスと連動させたキャンペーンを行うことが、「集客」におけるキーになりそうです。

NYKnicksでは、Androidアプリを活用した位置情報関連のサービスを展開しています。 スポーツはスタジアムに足を運ばないと経験できないことの方が多く、Jリーグでも昨年はテスト的にセカイカメラを活用していました。

このようなマーケティング展開はチームの組織的な協力体制が成功の可否を決めます。 企画~実施まではかなり長い道のりかも知れませんが、今年は日本のスポーツチームでも このような動きを展開してもらいたいと個人的には考えています。







スポーツ、ソーシャルメディア系、どんな小さなことでもお気軽にご連絡頂ければと思います。

Twitter:    @TatsuyaKitano
Facebook:    TatsuyaKitano

kitano@looops

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北野 達也

北野 達也

株式会社ループス・コミュニケーションズにて営業を担当。
誠実さが売りの27歳。常にポジティブ!

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