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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

ライドシェアが誰得なのかよくわからないのは私自身の不徳の致すところ

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とりあえず個人的に比較的最近官製不況に巻き込まれた自分的に、最終的にそうなるしかないかもしれなくても誰得施策か良くわからないものが世の中にいくつもあるのは自分の理解力の無さ故と反省するしか無いのですが、お題としてのライドシェアって需要と供給のバランスが取れる市場ってどこなんだろうってのがずっと気になっているひとつです。

たとえば公共交通機関がコスト見合いや運行するための人材確保が困難だからと先細ってる地域を前提に考えると、そもそも自家用車での移動が多いとか過疎の進行から自分で運転ができない人を救えなくなっているという状況が前提として存在するなかでライドシェアと言っても、そもそも公共交通機関を利用するコストが利用者にとって高いとか時間が不便であるなどから見合わないという状況においてはタクシー代に代わる費用を個々人が負担して利用できるのか?というところがずっとわかんないんです。

ライドシェアが成立できる条件というのが実は存在しているんじゃないか疑惑

あるいはもっと人が多いけれどタクシー含め公共交通機関が不便な一定規模の都市や地域とか考えたとき、たしかに車はいっぱい走ってるけれどそのどれくらいの台数が果たしてライドシェアのための車両として動けるのかというのがよくわかんないんです。いろんな企業の営業車が結構多いし、昼間に動いてる自家用車って誰が何のために運転してるか考えてみると、なんだかライドシェアとして活用できる車両ってそんなに居ないと思うんですよ。もちろん需要をある程度賄えるだけの台数が確保できれば全然問題ないわけですが、どうもよくわからないんです。

あ、もちろん夜間だと動ける一般の人と自家用の車両は結構多くなるとは思います。でも、職業としてのタクシードライバー以外に酔っぱらいを乗せる勇気のある人が居るとは思えないし、保安上のことを考えても女性ドライバーが知らない人を乗せるのは男性ドライバーよりも一定の危険性はあると思うんですよ。
これもよくわからないんですけど。

場所の環境次第で条件も異なる疑惑

因みにこれが都会発想だと駅から住宅地の交通手段にとかが出ちゃうと思うんですけど、多寡は別にして営業車としてのタクシーや路線バス、更にはお迎えの自家用車の中にライドシェアの車両を突っ込むのって場所の管理者から言うと結構面倒な話になる気はします。余計な心配だとは思うのですが。
じゃぁ鉄道の駅を起点としない場合を考えたとき、例えば日が暮れてから病院やスーパーにライドシェアを使って往復する人がどの程度居るのかどうか。ゼロでは無いとは思います。でも需要の大きさってどうなんだろうと。実際のところ多分それを必要とする人の一定数は夜間ではなく昼間での利用 / 移動を希望すると思うんですけれど、前述の自腹費用の話とは別にそういうのを含めた需要自体がそれぞれの地域でどれくらいあるのかとか。ライドシェアを制度として認めるかどうかの議論と平行して現実的に需要と供給の話を詰めないと、各地域の実情にあった運用と仕組みの維持って難しいと思ったりするんですよ。

かといって乗り合いを認めるとかになると問題がもっと複雑になるだろうし。
なんだかよくわかりません。

ライドシェアならぬ「成り行きでの相乗りの経験 in フランス」という不安でしかなかった思い出

そういえば大昔の話なのですが、南フランスのニースに生まれて初めての海外出張に三週間も行った1987年のときの話を思い出しました。

ホテルとニースの海岸から少し山の方に上がったところにある仕事先(当時の勤務先のフランス法人の研究所)との間はタクシーで30分弱。ニースの空港乗り継ぎで路線バスはあったらしいのですが、ネットもない大昔の話でトーマス・クックの時刻表に載ってるはずもなく、旅行代理店を通じて出発前に日本で調べても乗り方も路線も時間も全くわからないし、自分でレンタカーを運転する勇気も無いので上司からOKもらってタクシーで往復してました。

まだタクシーはニースではクレジットカードが使えなかった時代。日本から大金を持ち出せない中で現地でキャッシュを作るのが大変で、たまたま泊っていたホテルのすぐ近くにAMEXのトラベルオフィスがあったのでトラベラーズチェック(もはや死語)をせっせと現金に替えてなんとかやりくりしてました。

で、往路はホテル前のタクシー乗り場に居る車。往路は毎日殆ど同じ時間に出るもんだから毎日同じドライバーにあたって、このおっさんが英語をそこそこ話せる人だったので三日目くらいには仲良くなって快適だったし、日によっては帰りも時間決めといて迎えに来てもらってました。

ただ日によってそのドライバーさんが休みとかこちらの事情で出る時間が読めない日の復路は仕事先の受付のところのオジさんが英語を喋れたので呼んでもらってたんですけれど、何度か迎えの車に乗った途端に電話がかかってきてちょっと寄り道して、何するのかと思ったら途中で別の人を拾って何故か相乗りになり、ドライバーさんは相乗りの人からお金とって、私からもお金を取ってたってのが何度かありました。相乗りの部分は適当に按分したりしてたんですけど、最初電話切ったあと一桁の数字と挨拶しか知らないフランス語でなんか言われて「は?」とか適当に返事してたらそんな流れに。そして二回目からは「あー、またコレか。フランス?あるいはニースってそういう仕組みなのね。まぁいいけど」みたいな雰囲気でしたね。

まぁライドシェアとかの次元ではないし、そんな言葉が出来るはるか昔の話なんですけれどね。

イタリア語訛のフランス語をドイツ人に英語で笑われる

あ、そういえばひとつネタを思い出しました。

ニースの往路でしょっちゅう乗っけてもらってたタクシーのドライバーに

「自分フランス語知らんのやろ?ほな俺が教えたろ。まず数字や。 1 un ウン 2 deux ドゥ 3 trois トロワって言うんねんで。知っとるか?(何故関西弁)」
「あれ?1ってun アンちゃうん?」
「ウンやで。フランス人の俺が言うんやから間違いあれへん」
「ホンマでっか。めっちゃ勉強になります」

とお互いカタコトの英語で喋ってたんですが、その後1991年に別の仕事で行ったジュネーブで現地で一緒に仕事してて仲良くなったドイツ人と...

「ここはジュネーブや。で俺は日本から来た若造やけどフランス語知っとんねんで。発音も完璧や。1から順にun ウン 2 deux ドゥ 3 trois トロワ...」
「お前それニースで聞いたの?イタリア語訛っぽいぞ。unoからunでウンって訛ってるw」
「えw」

ドイツ人にイタリア語訛の入った日本人の極々初歩フランス語を英語で指摘されて大笑いされたのは懐かしい思い出。
実にインターナショナルな環境でした。

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