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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

「人はだいたい作務衣を着出したら危ない」説に笑えないかも

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Togetterで見かけた 「人はだいたい作務衣を着だしたら危ない」という格言に色んな意味のわかるの声→神主さん「神職の作業着は...つまりそういう事です」 というお話が気になっています。たとえば最近の私の周辺には私も含めて作務衣を日常着てる人はおらず、毎日とは言わずとも休日には着てるという方のお話を聞いた方も居ないのですが、なんか昔からこの話はちょっと周囲に流れていた記憶があります。

かなり狭い観測範囲の話なのと、作務衣自体にはなんの罪もない話なのですが、でも危ない。ちょっと危ないなぁと思ってます。色々とご意見はあるかとは思いますが。

Togetterのコメントに見る「危ない」の解釈

そもそも作務衣って何?から始まって多様な意見がつくのがX(元Twitter)界隈な訳で、それはもう仕方ない。当然危ないの解釈も多種多様で、その中で私が思ってる「危ない」というのが多数派だとは思いませんし、実際作務衣自体に危ないところは何もありません。ゆったりしてて動きやすく、基本的に少々汚れても余り気にせず洗えばいいでしょ的に気軽に着れる服なのは間違いないと思っています。確かにある時期、いわゆる部屋着として着るのもありかなと思った時期もありました。

因みに私自身およそ40年弱にわたってサラリーマン生活やってきたんですが、同じようにサラリーマン生活をしてる中で趣味に高じる方って色々いらっしゃる中で、趣味の世界と非常に近いところで作務衣を着始める方がそれなりにいらっしゃったし、過去私の身近でもそういうふうな方がどうやらいらっしゃったらしいと聞いたことがあります。

ポイントはここ。趣味の世界と作務衣がつながる方、これが私から見ると「危ない世界の入口」だったりします。

もちろん人様の趣味の世界を私ごときが云々言う筋合いなど微塵もないのですが

どうも作務衣を着始めた方の趣味が魔宮化してしまう流れなんですが、これが私の耳に入ったり目に触れるところで流れる中で一定のクラスターとして存在している気がしているんです。

例えば蕎麦打ち
例えば陶芸
例えば自家製パン
例えばドリップコーヒー
例えば凝りに凝ったスパイスカレー
例えば家庭菜園の無農薬野菜
...とかとか。

いやもちろんそれぞれを否定しません。素敵だと思います。更にそういった趣味にのめり込む事が出来る環境や状況があるのもとても素敵なことだし、そもそも何かしら自分の趣味の世界としてのめり込むのも全然否定しません。

ただ、のめり込みかたの程度がある一定のしきい値を超えた先に店を開くとか何かしらの啓蒙活動を始めるとか、いやその前に有り金をどんどんつぎ込んでしまうとか含め魔宮化してしまう例を知っていたりして、ちょっと怖いんです。
シャイで内気でナイーブが売りの気弱な人間なもので...

趣味は人ぞれぞれ、着るものも食べるものも人それぞれ

そもそも人様の趣味嗜好に外野が口を出すべきではありません。作務衣にも何も罪はありません。そして自分がそういう世界にハマる素養を持ってるかとかもある話。現実問題として個別の何らかのかっこよい名前のついた趣味を持つとかより冷蔵庫の中を眺めて買い物に行って日々の食事を煮て焼いて揚げて炊いて喰って酒のんでってのが楽しいレベルの私が何かしらハマる前に心配しても仕方ない話ではあります。

ただ齢60を過ぎた頃にそれまでは仕事一筋だったのに「なにか趣味を持たないとだめだ」とばかりにある日突然一念発起して作務衣を着始めて、よくよく聞くとどうやら何かの魔宮にハマりこんだらしいとか話を聞くことがゼロではないし、その魔宮の先に控えてるのを知ってるので、私自身は勝手に「作務衣には絶対に手を出さないぞ」と心に決めてます。

これ自分的には本当に危ないと思ってます。

だからこそ、それこそ宝くじで5億当たって最早ボケる以外何もしなくても良い状況にならない限り、作務衣には手を出さないと決めてます。

でも5億当たってしまったらそれを元手に美味しいドリップコーヒーと自家製パンのお店を開いてですね、あるいは自分で栽培した野菜とスパイスにこだわり抜いたカレーの店を開いてですね、当然粉や豆はこだわり抜いてですね、でもこだわってるなんて余り大っぴらに言いたくない年齢でしてですね、そんなときに私が色々こだわっているのをさり気なく伝えるのに最適かつ色いいろ頑張ってる場からそのままお客様の前に立てる作務衣というのは最適なファッションアイテムでしてね...(こんな魔宮もしくは沼は私個人としては本当に嫌だ

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