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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

そろそろデジカメのデータ用のNASを買わないとダメかもしれないぞ

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普段からカメラを持ち歩くような人ではないのですが、趣味は?と聞かれると「写真です」と答えても良いかなと自分でも思い始めている私。基本的に被写体は自分の家族なので「家族の写真を撮る事です」と言っても良いかもしれません。

写真の世界は人それぞれ。何が良い悪いの話では無いと思ってます。ハイ。

 

ふとした理由で過去の娘の写真を探しまくってですね・・・

小学校の課題みたいなので、小学校二年生の娘の生まれてからの写真を一生懸命掘り出す事になったこないだの週末。撮影に使っているカメラ機材の変遷などに自分の歴史が重なるんですが、娘が生まれた頃は実はまだ二つ上の息子が生まれた2000年に買い込んだNIKONのF100というフィルムの一眼レフが私のメイン機材でした。で、所謂デジタルカメラ系で言うと、実はケータイのカメラくらい。周囲から「なんでお前がまだデジカメを持ってないんだ?」とか言われていましたが、趣味の世界の話ですからとか、まぁ適当な事を言ってました。

でも、何となくそれからしばらくしてコンパクトデジタルカメラを買い込み、現像とプリント代に泣く事がなくなってきたのに味をシメて何となくフィルムカメラを使わなくなってきました。とはいえ、何かしら気合を入れて撮る時にはコンパクトカメラでは手も足も出ない。

そんな時期が数年あったのですが、その後小学校の運動会の1週間前にちょうど数年間使っていたコンパクトデジタルカメラが完全に駄目になって(実はリコールが入って無料修理だったのですが)、ならばと一年発起して買い込んだのが今のデジタル一眼レフ。NIKONのD300。その上位機種(?)のD700が発売された直後だったので悩んだのですが、とりあえず価格差を考えて結局D300を手に入れることに。

で、何が起きたか?

いや、やっぱり一眼レフは思い通りに使えるので楽です。元々NIKONの一眼レフ使いの私ですから、操作系には何の違和感もありません。ってことで、まぁ撮るわ撮るわ。それなりにデータに圧縮はかけていますが、その気になれば一日で400カットから500カットくらい撮るのは当たり前。

って、データ量がそれなりに多くなるよね?

はい。その通りです。真面目に撮ると普通にギガバイト単位でデータが上がってきます。フィルム時代からの勢いで、基本的に撮った写真に手を入れることは殆ど無いのですが、フィルムの頃にはもったいなくて出来なかった露出のブラケティングやホワイトバランスのブラケティングなんかもガンガンしちゃいます。

お前、素人だろ?そんなことしてどうすんの?

まぁいいじゃないですか。趣味なんだから。

 

でもデータ量の掛け算ってのは恐ろしい物で

気が付くとPCのHDDはドンドンと写真のデータで埋め尽くされてきます。定期的にNASに逃げているのですが、中途半端にNASに追い出してゆくと写真おまとめ管理系ソフトの上でインデックスがおかしくなって面倒臭い事になってきます。でも、なんだかそのイタチゴッコにも疲れてきました。

仕方ない。じゃぁ写真専用のNASでも買うかな・・・

どうやらPC周辺機器メーカーの罠にはまりそうな予感がします。だって、HDD1パックだけのNASに全部の写真を入れておくなんて怖くて出来ません。じゃぁRAIDを組む?それとも同じサイズのNASを二つ買ってミラーを取る様にする?いや、でもそのうちパンクするぜ。どうせなら家庭内でNASでクラスター組めないのか?

喜んで罠にはまりそうになってるアホがココにいます(笑)

 

因みに家庭で一番量の多いデータって、実はデジカメだという話が以前ありましたが・・・

最近はビデオカメラが記録媒体としてHDDや何らかのメモリーを使うようになってきたので、このデータをPCなり外付けHDDなりに保管するようになってきて、結構データ爆発に見舞われているという話をチラッと聞きます。我が家の場合にはビデオは大した量ではないし、機材的にもDVDにAVCHD記録で十分見たいなところがあるし、そもそも子供の習い事の発表会くらいしかビデオは撮らないので、まぁそれほど問題にはなりません。

ただ、デジカメの画像の増殖は、撮ってる本人が止める気が無いので、多分今後も無限に続くような気がします(大袈裟)。そもそもがギガバイト単位ですから、誰かと写真のデータを共有するときならいざ知らず。どっかのインターネット上のサービスを使うなんてのはあり得ません。

自分で何とかするしかない。

でも、ココに更に罠があります。今のデジタル一眼レフを買う前に使っていたフィルムカメラで撮ったネガが多分数百本。ポジは少ないですが、それでも多分百カット単位であります。これをスキャンしてデジタルデータに置き換えたいという欲求が以前からあるんです。でも、これを専門の店とかに頼むと、それなりに本数もあるんで結構いい値段がします。

自分で何とかするしかない。

ってことで、フィルムスキャナーか、あるいはフラットベッドスキャナーでフィルムのホルダーが付くやつが欲しいんですよ、やっぱりPC周辺機器メーカーの罠に自分からはまりそうになってるアホです。

 

ただ、当然ですが、今撮ってる写真のデータがいつまでデータとして意味を持つのかっていう将来的な問題は何も解決していないわけでして

データフォーマットの賞味期限ってのは、正直誰にもわからないところがあります。流石にカメラメーカー独自フォーマットっていうのは随分と少なくなり、JPEGを始めとしてある程度長生きできそうなフォーマットに収斂してきています。おそらくビデオのフォーマットよりは既に枯れた世界に入ってるんだとは思います。

でも、たとえデータフォーマットは良いとしても、それを記録する媒体がどこまで長生きできるかって更に大きな問題があります。

HDDは壊れます。DVD-Rは読めなくなります。オンラインのストレージサービスは容量に限界があります。そもそもUSBメモリーやら何やらの半導体記録系は容量が足りません。こうなると、家庭内でNASであれなんであれ記録媒体のクラスターが欲しくなります。出来れば物理的に複数のクラスターを組んで、Googleのデータセンターみたく壊れたら電源を切れば勝手に動くからさ、位のモノすら欲しくなります。

でも、そんなことしてたら、何だかわけが判らなくなります。もちろんフィルムの時代だって増え続けるネガの山の整理に悩んだわけですが、デジタルの時代になって別の悩みが当然のように私にも襲い掛かってきます。

データを失う事が一番怖い。

 

ってことで、ひょっとしたら何年か後には、その頃に発売されているであろうまるで小さな冷蔵庫か電子レンジを幾つか並べたような家庭用の超省電力最強無停止完全自動バックアップ機能搭載ストレージクラスターに情け容赦なくガンガン撮ってきた写真のデータを保管し、嬉々としていろんな機器からその写真やビデオの画像を見てる私や家族・・・って姿は、果たして幸せなんだろうか?

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