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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

そういえば自宅にあるFAXって使わなくなったな

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随分前から自宅にFAXがあります。かつてはいろんな用途で便利に使っていた時期もありましたが、ふと気がつくとここ数年は殆ど使った記憶がありません。すくなくとも送信した記憶は殆どない。

ま、そういう流れなんでしょうけど。

 

留守電、FAX、そして… 何かの申し込みのための連絡先としての役割

自宅の電話は、携帯電話が普及する前は或る意味唯一の個人に帰属する連絡先だった訳です。特に一人暮らしの場合、それも電子メールが普及する前にはこれしか個人に対する連絡先ってのは無かったんですね。このあたりの感覚は多分その時期を知ってるか、そのあとからしか知らないかで随分と違うような気はしますが、でもその頃はそうだったんだから仕方ない。

で、私の場合、実家には留守番電話は昔はありませんでしたが、私が一人暮らしを始めた当時にには「留守電が無いと連絡がつかんやろ、このボケ!」と友人の何人からも怒られ(嘘です。そんなに怖くはありませんでした)て、留守電を初めて導入したのは新卒で就職した1980年代のちょうど真ん中。ちなみに記憶の限り、機種はソニーで記録媒体はマイクロカセット。そうです。アナログだったんですよねー。

で、で、そのあと紆余曲折あり、結婚とかあり、出産ありということで、FAX電話を手に入れたのが1990年代の末近く。もちろん購入した頃は用途が色々とあり、自分の周囲も含めて比較的FAXを使う状況があって、それなりに稼動していたのですよ。あの頃は。

でもね…

 

気がつくと殆ど使っていない自宅のFAX

留守電FAX機の子機のバッテリーだけが消耗する自宅の状況。そうなんです。殆どFAXは使っていないし、留守電も実は殆ど使っていない。そもそも自宅にかかってくる電話っていうのは子供の通う小学校などからの連絡か、あるいは何かの売り込みの電話。不動産だとか何だとかあるんですが、判っている人は携帯にかけてくるんで、自宅の電話番号にくるっていうのはそれなりに(逆に)理由があってかかってくるわけです。

その意味では色んな部分に対する壁になっていて良いんですが…

 

そういえば子供がもっと小さいときには描いた絵をそのまま実家に送るなんて事を良くやりました。これはこれで良かった。何しろ書いてすぐに送れる。誕生日おめでとうとかあけましておめでとうとか、とにかく子供が自分で「送るぞ!」と気合を入れて書いたモノをそのままその場から送れる。このリアルタイム感ってのは良かった。

ただ、なんとなくそんな状況が余り無くなってくると、どうしてもFAXの存在感自体が小さくなってくる気がするんです。だって、既に活躍する場が殆ど無い。

ま、それが悪い話ではなく、そういう流れなんだとは思うんですけどね。

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