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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

TwitterのFollowerをe-Bayで買えるという事実

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元はTechCrunchの記事。Twitterマーケティングを考えているある種類の人にとっては衝撃かもしれませんが、これはある意味古典資本主義経済の原則に則った動きとも言えるかもしれません。需要と供給のバランス。需要があるから供給があるわけで、両者の思惑が合致したところで価格が決まり、取引が成立する。それが経済活動の根本の一つ、とも言える部分です。

 

eBayでは、Twitterフォ ロワーの値段が1人1セント以下

記事がそのまま事実ではないかもしれません。いわゆる名簿業者と同じ感覚でTwitterのFollowerを買えるというコト。確かにTwitterを使っていると、例えばつぶやきは一つだけ、Followされているのも一人だけでありながら数千人をFollowしているユーザーってのがたまに来ます。現在は一日のFollower数制限などがあり、一時期に較べると息を潜めた感がありますが、それでも意味不明のユーザーからのFollowが時々あるのは事実。

で、実際のところはどうなの?とe-Bayで検索してみると・・・

 

確かに売りに出てる

試しにe-Bayの検索窓に「Twitter Followers」と入れてみた結果です。

Ebay_twitter_account_selling

おお・・・

単なる噂ではないようです。

 

ワタシは、自身の無知も手伝っていわゆるCGMには懐疑的な立場を取るB2Bマーケティングな人なのですが

これはどんな形態のマーケティングであっても、まずある意味疑ってかかる必要がある部分じゃないかと思います。そもそも属性を確定できない、氏素性を確定できないデータを信じてはいけないというのはマーケティングの鉄則ですが、噂レベルも含めて懐疑的な部分があると思われるときには裏をキチンと取る事。これはやっぱり外せない行為と言えるんじゃないかとは思います。

もちろん、ここで流通しているものがそのまま直ぐに何かの役にたつような状況でもないんじゃないかと好意的に考えていますが、何かの活動の裏側でそれが利用され、実態とかけ離れた反応をネットの世界で示しているというような評価が出てしまうともう訳が解らない。

元々「個」が見えるのが前提のB2Bの人であるワタシにとって対象を「マス」で捕らえるB2Cの世界というのは未知の世界なのですが、B2Bの世界であってもいわゆるデマンドジェネレーションの段階では非常に広い世界に網を投げる事もあるわけで・・・

難しいものです。

 

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