ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

15年前に【朝メール】を始めて会社に何が起きたか?

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おはようございます。

今朝も早朝オフィス。気持ちが引き締まります。

===ほぼ毎朝エッセー===

2004年の1月19日に【朝メール】を書き始めました。明日が誕生日です。

当時は会社を初めてほぼ4年。カチャットサーバー(当時はCACHATTOをこう呼んでいました)を発売開始してから1年少し。思ったように売れないし、黒字化はしないし、製品品質はぐちゃぐちゃだし、社内の動きはバラバラ。さすがに自分には事業の運営ができていないと、嫌でも認識させられた頃でした。

「事業の運営ができていない」

一言では表現できますが、難しいのは自分が何ができていないのかが分からないところでした。自分は、お金を借りるスキーム、そのための報告をすること、さらには企画開発して動くものを作ること、こういったことは全力でやっていたつもりでした。ところが、会社としては全くバラバラでした。累積赤字も500百万円以上あり、借金はそれを上回っていました。

そこで反省したのが、自分が社内にあまり関心を持っていなかったことでした。事業は人がつくるもの。ところが社内の人が何をやってくれているのかが、あまりよく見えていませんでした。さらに、自分が何をやりたいのかもよくシェアできていませんでした。思いは持っていたのですが、伝える手段を具体的に持っていなかったのです。逆に皆が忖度してくれることを期待していました。この辺りに大企業での習性が残っていたのでしょう。

そこで思いついたのが、【朝メール】です。

考えるとベタな名前ですよね。それは、毎日早朝に、前日に何が起きていたのか、そして今日何をやるのか、また、自分は何を考えているのか、それらを【朝メール】という形にまとめて、社員と関係者に送るということを始めたのです。

社員だけではなく関係者を含めたのは、社内だけでは、自分が傲慢な意見を言い始めるだろうと見えていて、そのリスクを抑えるためでした。また、3日坊主で終わるカッコ悪さを自警するためでもありました。簡単に言えば、外部の目を利用させてもらったのですね。

【朝メール】はすぐに、社員から Dairly Report (DR:日報)を送ってもらい、そこに私がコメントをするというルーチンに変化しました。いつまでやるのだろうと思いつついたのですね。15年も続いているのは正直驚いています。

効果としては、大まかにこんなことになりました。
・1年経ったところで、会社で意見が合わなかった人たちが退職
・2年経ったところで事業が黒字化 (年間を通じての営業利益は36万円!)
・3年経ったところで営業利益は12百万円に
・4年経ったところで営業利益は92百万円に
・6年経ったところでオフィスを拡大
・7年経ったところで売上高はようやく300百万円超えに
・9年経ったところで累損解消・無借金経営に
・10年経ったところで今のオフィスに場所を移動
・・・

どうやら【朝メール】は自分が事業に「こだわる」根っこになったようです。その「こだわり」が会社の人に動いてもらえる接着剤として機能したようです。2年前から【朝メール】の皆の日報に対するコメントが誰でも出来るような社内開発システムのCrossComへと進化しました。おかげで、私が海外出張中でもお休み中でもコメントが途切れずに流れています。

「【朝メール】15歳、誕生日おめでと~!」感謝をこめてそう言ってあげたいです。


※本ブログには、社内向け【朝メール】のエッセイ部分を記載させてもらっています。

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