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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

ハーフ組が3人になりました

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おはようございます。

台風一過のお天気がしばらく続きそうです。1001hPa、22.0℃ @5.00am。

===ほぼ毎朝エッセー===

先週の金曜日には新たに入社したOさんの歓迎会がありました。歓迎会の趣旨には他にも、正社員になった二人のお祝い、日本に帰任した人のお祝い、そしてまもなく退社する人の壮行会なども兼ねました。そこでは、英会話のJ先生とKさんのピアノ伴奏での、ミュージカルWickedの曲のプレゼントという余興もありました。そして、そのことをGood News書いた人は多かったのですが、その中で、ハーフという視点を記載したものがあったので、ピックアップします。(ここでは「ハーフ」という表現が適切かどうかという議論は横に置かせさせてもらいます。)

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[Good News/Appreciation Message]
*Oさんの加入で、ハーフ仲間が増えたこと嬉しく思います。
ハーフといっても私は話せない側の人間ですが(笑)
どういう環境だったのか気になります。
これからよろしくお願いします。
(フィリピン人・日本人のご両親の女性)

[Good News/Appreciation Message]
*本日の懇親会でのJとKさんのパフォーマンス、
面白かったです。私もWickedが好きで、Popularの
歌詞も良く知っているので楽しかったです。
Oさんが入社して、ハーフ組が3人に増えました。
これからもよろしくお願いします。e-Janへようこそ!
(アメリカ人・日本人のご両親の女性)

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そう。今回入社したOさんは、ご両親が韓国人と日本人のハーフです。彼はアメリカに行く前は韓国で教育を受け、高校以降は大学までアメリカで過ごしました。e-Janへの入社を通じて初めて日本で暮らすことになったという人です。

彼は韓国語と英語は大丈夫ですが、日本語は話せますが読み書きができないようです。うちの開発は英語をコミュニケーション手段としているので、開発メンバーとして「きっと活躍できるだろう」と入社してもらうことにしたのです。

この会社には外国人も多いですが、ハーフも多くなってきました。それでも70人中3人というと、ハーフ比率が4%強。外国人比率の20%よりかなり低いです。e-Janでは海外留学や帰国子女をした人なども含めると異文化体験を持つ人が多いです。

「発明とは二つの異なる事象を組み合わせたもの」であるという考え方があります。私はそれを信じています。e-Janは創造性を通じて社会に貢献する会社です。そして創造性には多様性が必須なのです。

多様性というと、単純にそれが「いいものなのだろう」と思いがちです。ところが実は、多様性にはものすごく苦労する一面があります。価値観の異なる人たちが一つのところで仕事をするのです。トイレの使い方、掃除の仕方などはほんの一例、様々な事柄が発生します。

そこでどうするのか。

マジョリティの価値観を一方的にマイノリティに押し付けることもできます。マイノリティの行いをマジョリティに合わせさせ、教育してしまうのです。一方、両者ともに納得できるルールをを創り出すこともできます。それには創造性が必要だし、考えるのにものすごく苦労します。それでもe-Janでは、あえて後者を選んでいます。前者では、多様性の芽を摘み取ってしまうと考えるからです。

また、苦労して考えたときには、苦労した分の進歩が必ずあるものです。例えば、先入観にとらわれず創造したルールには独特なものが宿りました。『社員メリットになる制度を数えてみたら36程出てきました

様々な人たちが存在して共通の仕事をしている。このことは、中長期的には創造的に未来を切り開くことなのです。一人ひとりが自分のできる貢献をするという姿勢を貫けば、事業は素晴らしくなります。

それを証明している生き証人がe-Janネットワークスなのです。

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