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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

知らなかった...非上場企業の配当金にかかる税率は高い

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おはようございます。

今朝もどんより曇り空。街中の木々に花が付きはじめました。春です。

===ほぼ毎朝エッセー===

□□やられた...

「配当金は税率が20.42%なので、所得税より低いのでいい」。そのようなことを聞いて信じていました。

ところが、先日衝撃的なことが分かりました。

「非公開会社からの配当は所得税法上の総合課税」であり、「上場会社の配当は分離課税で申告不要も可能」だと。

つまりこういうことです。非上場企業の場合、配当金にかかる税率は20.42%ではなく、個人の所得税のものと同じ、自分の場合は35%が適用されるということです。さらに地方税も上乗せです。

昨年の6月に配当金を初めて出し、自分も配当金なるものを初めて受け取り、とても嬉しくいたのです。もちろん配当金の支払いはその分を源泉徴収した形で、振込をしてもらっていました。今回の年末調整では追徴課税がされると分かりました。車が1台買えるくらいの税金を急いで支払う必要があります。

配当金というのは40%を超える高い法人税を払った後の、純利益から何とか支払うものなわけですが、そこにさらに35%の税金がかけられるのだったら、一体何をやっているのか分かりません。

しかし、こんなところに上場企業と非上場企業の差をつけられているとは。あるいは非上場企業では、よほど悪さをしている経営者が多いということなのでしょうか。かなり衝撃的でした。(涙)

それにしても日本は税金が高すぎです。。シンガポールとかに経営者が逃げていく理由が分かります。何せシンガポールの所得税は一律18%ですから。

世の中、やってみなければわからないことだらけです。

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