シンガポールでのEnterprise IT EXPOへの超簡素な出展(笑)
おはようございます。
シンガポールでの最終日の朝です。一昨日夜に雨が降ったおかげで気温も落ち着いており、昨日はとても気持ちのいい気候になっていました。
===ほぼ毎朝エッセー===
□□Enterprise IT EXPO
「シンガポールで6月に大きなEnterprise向けのEXPOがありますよ」
4月にシンガポール現地法人設立の手続きで来た時に、紹介づてにさまざまな政府機関も回ったのですが、その時に得た情報でした。その後、担当者に日本からフォローしてもらい、まだ空いているブースを選び、今後のための勉強も兼ねて、急きょ出展しました。
何せ遠隔での単独出展は初めてのこと。様子もわからず、費用も節約したところ、ブースは枠と32インチディスプレイがあるだけの、超簡素なものになってしまいました。
EXPO前日、海外出張して準備に来てそれを見た新入社員のY、彼女は日本から持ってきたポスターを2枚貼ったそうなのですが、「これはヤバイ!」と、あまりに寂しいため、カタログを1ページ毎にバラバラに切って、それらを壁に貼ったり、デコレーションをしてくれたそうです。
ただそれでも、周りと比べてのダントツの簡素度は隠せません。ところが、世の中、何が功を奏するかわからないものです。あまりに簡素、あるいはシャビー。そしてわざわざ日本から来ている。それを知ったひとたちの、いわゆる同情票が買えたのでしょうか。彼女の明るい笑顔の「Hi there!」も効いたのでしょうか。
「いったい何を売っているの?」
そう疑問に思った人たちが、ひっきりなしに訪ねてくるようなのです。おかげで連日お客様が充実。各国の通信キャリアだとか販売希望の会社だとか、あるいは政府関係省庁の人たちまで、CACHATTOについてかなり充実したお話ができたようです。思わず「シンプル戦略勝ちだね」と皆で笑いました。
日本の展示会と違い、お祭りというよりはしっかりお話ができる雰囲気もいいのでしょう。予定外にパンフレットもはけ、後から参加した私は、20部のリクエストのところ、日本から50部追加で持ってきたのですが、それも無くなってしまいそうです。
端末のセキュリティについてのアジア各国での意識はまだまだ低いですが、とてもユニークなサービスであることの存在感は認めてもらい、次回にはかなり多数のコンタクト先がありそうです。そして、さすがシンガポールはアジアのハブ。それこそアジア各国からの人たちとつながりができそうです。
「動いてみなければわからない。動くと次の展開が見えてくる」
楽なところにとどまるのではなく、チャレンジすることの大切さを超簡素なブースを遠目に見ながら、そう思っていました。
今日が最終日。午前中対応してから片づけ、夕方には反省会を実施。そしてチャンギ空港から夜行便で帰国します。現地対応をしていた3名さん、お疲れ様でした。もう一息頑張りましょう!
PS: その後の打ち上げの景色など