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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

信頼されづらい人

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おはようございます。

朝6時、家を出るときにはすでに雪が結構降っていました。
さて、どれくらい積もるのでしょう。

20140214100212s ニャン生 初体験の雪

===ほぼ毎朝エッセー===

「皆さん、丹田に力が入った感じになりましたね」

起業前から我々のことを様々にサポートしてくれていたある女性が、起業後3年後くらいに言ってくれた言葉をふと思い出しました。

その人は、起業前のビジネスプランを作る際にとてもお世話になったKさんを連れてきてくれた人で、その最初の食事の時に同席してくれていました。その席では30代半ばの自分たちが、「一生懸命」自分たちのプランの良さを主張して説明していました。

その3年後くらい、実際にビジネスを始めて、かなりの苦労をしながらいた頃に、自分からむやみやたらに言葉を発しなくなったときに、「丹田に力が入った感じ」と表現されたのです。そこで最初のころを思いだし、何もない頃にはかなり「主張して」「説明して」「説得しよう」としていたことを思い起こしたわけです。

丹田というのはへその下3センチくらいのところにあるという、体のいわゆる重心とされるところです。そこに軽く力を入れてバランスを取るというのが合気道の基本、いや、スポーツの全般基本のようです。「丹田に力が入った感じ」とは、つまりは「自分の重心を意識している状態」とでもいうのでしょうか。

「主張して」「説明して」「説得しよう」と躍起になっている状態ってあります。やってしまいますよね。よくあるのは、自分に自信が無い時に躍起になってしまうとき。傍から見ていれば、それが分かっているわけです。「この人はどうも信頼できない」と思われてしまうのかも知れません。

逆に、じっくりと落ち着いている方が「丹田に力が入った感じ」となるのかも知れません。自分がどういう状態でいるのかが分かっている、そのような信頼感が生まれてくるのでしょう。

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