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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

みんな忙しいのです、だからこそ人間的な工夫が必要なのです

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おはようございます。

相変わらずの大雨です。今日はかなり荒れるとか?

===ほぼ毎朝エッセー===

既存顧客ラウンドプロジェクトの一環で昨日はT薬品さんにお邪魔しました。
同社では2010年末よりCACHATTOをお使いいただいています。大震災より前ですね。

大震災直後には、BCP対策としてCACHATTOを緊急拡大しながら活用してくれました。
CACHATTOの使われ方や、導入以来やりたかったこと、出来なかったことなどなど、
様々な話題で、予定していた1時間はあっという間に過ぎてしまいました。

ファイルサーバーと連携をしたかった。社内ウェブとの連携に失敗した。
こういった点からCACHATTOはNotesメールとスケジュールの閲覧にとどまっています。
現在使っている端末はiPadとフィーチャーフォン(従来型携帯電話)のみ。

結果的には社内システムをiPadから利用する要望に応えるために、
VDI で利用できる環境にも大きく投資する必要があったとのことでした。

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「代表取締役デモ担当」としては、お話の中でデモを交えて最新状況をお見せしました。
話の流れを変えずに臨機応変に、嬉しそうにデモするのは、すでに自分の特技領域です。

「こういうふうに直接のご案内いただけるのは分かりやすくてありがたいです。
  今のCACHATTOならVDIへの大投資が不要だったのかも知れないですね。
  次に何をすればいいのかがとてもよく分かります」

別会社から派遣されているシステム担当者のCACHATTO固有製品知識に過度に
期待するのも難しいです。担当者も扱っているのがCACHATTOだけではないですから。

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ネットでの情報発信で情報が伝わっているという勘違いをしてはいけません。
ネットでの情報はいわば「記録」です。記録は見られていないと思った方が正解です。
能動的に情報をご案内する行為無くしては伝わりません。

みんな忙しいのです。

その中でご意見をいただくための時間をお客様に捻出してもらう。
実際に使ってくれているお客様からのご意見はとても参考になります。

考えてみれば、今後の開発テーマをご案内しながら、方向性を決めていく行為、
いわばこれは製品の共同開発とも言えると思います。

中にはサポートのイニシャルレスポンスの遅さに対するクレイムも。
メールを受け取ったなら「受け付けました」という返事をする。
当たり前のことですが、今の仕組みがお粗末であることを反省させられました。

耳に痛いことを自分から聞きに出向くということの価値はきっとあります。
サービスをより良くするためのお客様との共同開発行為なのかも知れませんね。

インターネット時代ですが、ビジネスにはまだまだ人間的な工夫が必要です。

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