飛行機から入国審査前の無国籍地帯にあるトイレにiPhoneを忘れた、どこの管轄かご存知でしたか?
おはようございます。
冷え込みますね。手がかじかみます。
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日曜日の帰国話の続きです。
飛行機では真ん中席だったので、トイレを若干我慢し気味。
飛行機から降りて、入国審査前に歩く長い廊下。そこにトイレがありますよね。
早速立ち寄りました。
荷物が沢山あるので、それらをわさわさと扉の中に入れ込みます。
手に持っていたスマホ2台はコートと一緒に後ろの台に乗せました。
用を足し、久々のウォシュレットに「これこれっ!」と感激します。
日本から出るとお尻洗いに不便します。
再び荷物をわさわさと扉の外に出し、コートを着て、いざ入国審査へ。
エアバスは大きな飛行機だったので、入国審査にはそれなりの列ができています。
待っていると暖房がきつく汗が。コートを脱いでキャリーバッグに縛りつけます。
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日本の入国審査官はあっさりとしたもの。すぐに自分の番になりました。
パスポートを見せて受け取り、荷物の引き取りも無いので、そのまま颯爽と通関へ。
そしてあっさりと外へ。手荷物だけの移動だと、この素早さがたまらないです。
出口目の前にある高速バスカウンターで切符を買い、30分ほど待つので、ゆっくりとすることに。
Galaxyでメールのやり取りを一通り終え、「iPhoneも機内モードから戻さねば」と、
ジャケットのポケットをまさぐって青ざめます。
「え、iPhoneがない!」
冬はポケットがたくさんあるので、あきらめずにあちらこちら探すのですがダメです。
思い起こすと、あのトイレの台に忘れたのかも知れません。
「うう。よりによって無国籍地帯に置いてきてしまったか」
あそこはトランジットの外国人もたくさん利用するところです。
そこにiPhone 5が置いてあったらどうでしょう。さっさと持っていかれる可能性大。
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「これは猶予ならないぞ、すぐに誰かに救出してもらわねば」
そう思い、成田のインフォメーションに行きます。
「すみません。入国審査前のトイレに携帯を忘れたのですが…」
するとそこにいた女性たち、珍しい相談だったのでしょう。
3人であれこれ相談してくれます。
「ここに電話してみてください」と、紙に電話番号を書いて渡してくれました。
「助かります」と、紙を受け取り、早速電話をしてみたのです。
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「はい、税関事務所です」
「あの、飛行機を降りて入国審査前のトイレに携帯を忘れたのですが、
こちらでよろしいでしょうか?」
「入国審査前ですか?」
「はい」
「ああ、では、こちらの管轄ではないですね。
税関事務所の管轄は入国後、バゲッジクレイムのあたりから出口まで。
あの廊下だと、管轄は航空会社ですねぇ。そちらに問い合わせをしてもらえますか」
「え、となると、ルフトハンザですか?すみませんが電話番号わかりますか?」
そう聞くと親切に番号を調べて教えてくれました。
早速ルフトハンザに電話をしてみます。
ところが、休日なので時間外であるとの冷たいアナウンスが…。
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「色々写真を撮ってあったのに」と、いざiPhoneをなくすと困ることが頭をよぎります。
そこにふと目についたキャリーバッグに縛り付けたコート。
「もしや」と思い、ポケットを探してみると…、ありました。
恥ずかしいやらほっとするやら。
とりあえず、先ほどのインフォメーションの女性たちに報告に行きます。
「あの、先ほどの入国審査前のトイレの携帯の件なのですが、二つ報告があります。
あそこの管轄は税関事務所じゃなくて、航空会社とのことでした。
そして、トイレに忘れたと思った携帯ですが、見つかりました!」
「わぁ!よかったです~」インフォの女性たち、パチパチと手を叩いて喜んでくれました。
お騒がせしました。