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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

日本人が年末を意識する理由

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おはようございます。

コートを着ていることで空気の層が保て、寒さを防いでくれている。
そのことを実感した朝です。

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今年も10大ニュースの時期になってきました。
営業日ベースで考えるとそろそろスタートしなければいけませんね。

そこで今年を思い返してみたのすが、前半などは霞がかったような昔に感じます。
「だって、アータ、CACHATTOのファイルサーバー機能を出したのが『今年』ですよ!」
あれからすると何たる変化を積んできているのでしょう。

「あっという間に年末だね」と、挨拶代わりに言う割には不思議です。
この時間のトリック、いったい何なのでしょうね。

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さて、サポートセンターのSさんのDR(日報)にあった一文が気になりました。

「ここ数日は調査系対応が増えています。歳末一斉問い合わせの一環でしょうか。
  問い合わせをされている管理者様側も、若干気合が入っている気がします」

そこで思ったのですね。

「年末までに片付けておきたいという心境は人類共通のものなのだろうかな?」と。

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スイスにいた小学生前半のころ、元旦をそれほど意識していなかったです。
それよりもクリスマスとか独立祭とか、イベント系のものが楽しかったです。

ところが日本に帰ってきて、「書き初め」とか「初夢」とかいうものがあるのです。
元旦以後に初めて何かをするのが「初○○」と呼ばれる。
とても面白い概念に遭遇、小学生後半はこれを過剰に意識したように記憶しています。

そこでなぜ、「年を越す」ことへの意識が強いのかとちょっと考えてみました。

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昔、元旦に1歳年をとるという、「数え年」の概念がありましたよね。
Wikipediaで調べてみます。「数え年」に対して「満年齢」。

『1902年12月22日施行の「年齢計算ニ関スル法律(明治35年12月2日 法律第50号)」』
で満年齢に移行することになったとあります。ただし定着せず。

そこで再度、法律がでます。
『1950年1月1日施行の「年齢のとなえ方に関する法律(昭和24年5月24日 法律第96号)』

根強く「数え年」使われていたのですね。習慣はなかなか変わらないもの。
お隣の韓国に行った時も年齢を「数え年」で答える必要があり、新鮮でした。

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いずれにせよ、元旦に一斉に加齢するという「数え年」概念があるとこには、
当然のことながら、次の気持ちが芽生えるのでしょう。

「新しい年を迎える。自分も1歳年を取る。そこにはクリーンな状態でいたい。
 新しい場に移る。新しいタームを迎える。気持ちを入れ替えよう。
 それまでに片付けられることは片付けておこう」

自然な気持ちだと思うわけです。

以上、『日本人が年末を意識する理由』への仮説です。いかがでしょう?

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