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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

「製品をポジショニングする」とはこういうことなのか

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おはようございます。

曇りがちの空。息が白い。寒いくらいです。今日から11月。

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ここのところ妙に時間が詰まっています。

引越しプロジェクト、明日のユーザー会の実施、ボーナス査定、営業活動。
土日出ずっぱりだったりするので、体力的に余裕が少なくなっているのでしょう。
家に帰ってシャワーを浴びると、まさにスイッチが切れたように寝てしまいます。
もっともそれはそれで、なんとも恵まれたことだと思います。

さてそのような中、昨晩は6時~8時の中央官庁勉強会でのCACHATTO説明会でした。

参加してくれた面々は、外務省、内閣府、宮内庁、内閣府、経済産業省、
国立国会図書館、環境省、公正取引委員会、IPA(情報処理推進機構)などからの
情報セキュリティの専門家の方々。20名を超える参加者でした。民間企業からの専門家が
アドバイザーとして多く含まれています。

自分は最初になるべく無難なご挨拶をしました。
その後は、営業部長が「民間で何がおきているか」というCACHATTOの鮮やかなトーク。

昨晩のオーディエンスは活発でした。プレゼンの合間にも飛び込みで質問が入ります。
その際にはCTOが順次応えてくれます。そしてまた営業部長のプレゼンが続く。

私の出番は、いつもの「新UIデモ」くらいでした。はい。デモ、好きです。

プレゼンの後は、殆ど全員が質問を投げかけてくれるという状態になります。
アクセスポイントの安全性、CACHATTOアプリの安全性、出来ること出来ないこと。
セキュリティ的になかなか手厳しい質問も多かったです。

きっちり内容をとらえてバッチリと答えを出していく右大臣と左大臣。
なんとも頼もしい二人。自分では到底答えられないことばかりです。

「きっと真ん中に座っている社長は無能に見えるのかな」とか、
「いや、あれだけ頼もしいメンバーが会社にいることがすばらしく見えるのかな」とか。
余計なことを考えてニコニコ座っているだけでした。

さて、終りに名刺交換のご挨拶をしていて異口同音に言われたのが意外なことでした。

「あれもできます、これもできますと言わなかったことに好感がもてました」と。
「まずはセキュリティありき。そこから派生してBYODもできる。はっきりしていますね」と。

そうなのです。

技術的には出来ることでも「それはポリシーでやりません」と表現していました。
自分などは思わず「いや、それは開発中です」と、何度も声を出しそうになりました。
そこはぐっと我慢。とどまりました。

「製品をポジショニングするというのはこういうことなのだな」と、勉強になったのです。

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※20121101 610:45 間違い修正しました 「システムの専門化」→「セキュリティの専門家」

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