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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

頑張っている小さな女の子を叱ってしまう母親

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おはようございます。

なかなか寒くなってきましたね。放射冷却系。

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お客様から大阪営業所に戻る道中、大阪の地下鉄、エスカレーターでのことです。

ベビーカーを押したお母さん。そしてエスカレーター。
お母さんはエスカレーターに、小さな女の子は横の階段を選びました。

3歳くらいでしょうか。それこそ階段を一生懸命上がっていきます。
エスカレーターに乗ったお母さんに負けないよう。
ころばないように手すりをしっかりつかみながら。無我夢中。

それなりに長いエスカレーターです。
あまりの頑張りに目が離せません。「頑張れ!」と心の中で思います。
子供が一生懸命成長しようとする姿は見ていて本当に可愛いです。

そして、女の子は先に上についてしまいました。
まだエスカレーターに乗っている母親が見あたらないのでしょう。

あわてて「おか~さん!」と叫び始めました。母親は「ここにおるよ~」と。
その様子を微笑ましく思って見ていたのです。

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ここまでは良かったのですが意外な展開が。

お母さんの叱り声が聞こえるのです。

「あんた~、こんなに手を汚して。何してんの。もう階段ダメだからね」

どうやら、一生懸命に手すりをつかみながら階段を上った女の子、
その手が手すりの汚れを拾って真っ黒になっていたのです。

手の汚れを見てお母さんがいきなり叱り始める。
トイレに手を洗いにいかなければいけないと。面倒なことをしてくれたと。

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「手すりって汚いままに放置されているのだな」と思う一方、違和感も覚えました。

まずは「すごいねぇ!」とおだてるべきなのではと。
頑張ったこと。階段を上りきったこと。自分より早く着いたこと。

そして、次に「あらまぁ。手がよごれちゃったね。洗おうか」と。
手洗いに誘導すればいいのじゃないかと思ったのですね。

子育てで疲れていて母親も瞬間的に怒りが出てしまったのかも知れないけど、
あまりに成長を阻害するようなことに残念な気持ちがしてしまったのです。

もっとも評論家は何でもいえますね。

「人の振り見て我が振り直せ」

自分も反射的にそのようなことをやっていないか。ちょっと考えたのでした。

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