Windows 8がAndroidを駆逐するとみる、法人向けタブレット市場
おはようございます。
雨上がりの朝。たまに日差しが出ようとはするものの、すぐにさえぎられます。
金曜日夕方にヤマハのサイレントギターを買い、土日はギターを思い切り練習。
ヘッドフォンで静かに使え、さらに軽くエフェクトかけて楽しい。左の指先がだいぶ痛いです。
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先週、Windows 8 Release Previewが出ました。
さっそく、社内技術者に頼んでICONIA TABに入れてもらいます。ICONIA TABのディスク容量が足りない。バイオスが途中で立ち上がらなくなるなど。若干難航したようですが、何とか無事にインストールしてくれました。昨年買った、WIndows 7版ICONIA TAB。分厚くてどうにも使い道無かったのですが、Windows 8を試すマシンとしての花道ができました。
早速いじっているのですが、このタブレット、かなりポテンシャルを感じさせます。まず、動きがいいです。とても軽く、速く、凝った動きをします。Windows 7では使いものにならなかった ICONIA TABが活き活きとすらしています。Windows Phone 7.5でも感じたのですが、演出もあるのでしょう、操作がやたら滑らかです。
※ホーム画面(左)と、FacebookをIE10で開いたところ(中央)と、デスクトップモード(右)
一方、タブレットとしては、立ち上がりが少し遅いです。iPadがサクッとついてすぐさまにネットワークに接続するのとはだいぶ違います。最適化されていないなどハードの問題もあるのでしょう。
それ以外には、法人向けのタブレットとして大いにポテンシャルを感じさせます。スペック的な理由からも、Windows 8は法人用途に向いていると考えます。リストアップしましょう。
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■Windowsの認証システム(Active Directory)配下に置けること
Active Directory配下で社内リソースにアクセスさせるときには、このメリットは大きいです。iPadやAndroidを制御しようとするときの苦労とは比較になりません。
■ネイティブでMS Officeが立ち上がること
デスクワーク業務で費やす時間の半分はエクセルなどのオフィスファイルをいじっていることではないでしょうか。一部でオープンオフィスなどの無償ソフトに移る動きもありますが、日本企業ではしばらくマイクロソフトのオフィスファイルを中心とした仕事が続くでしょう。iPadやAndroid端末でオフィスファイルを見たときに発生する、レイアウト崩れや、編集して壊してしまうリスクなどを考えると、タブレットでもWindows 8なら心配が少ないです。できたらオフィスアプリケーションがMetro UIで立ち上がると最高ですね。時間の問題だと思います。
■IEがそのまま動くこと
社内イントラのウェブがInternet Explorerを前提に作られていることは多いです。Windows 8の IEはバージョン10ですが、IEがネイティブで動くのはメリット大きいです。また、実際にIE10はよく出来ています。指で使うと殆ど違和感なく動きます。Facebookなども全く違和感なく指でいじっていることに気が付きます。
■業務アプリが動かせるだろうこと
業務アプリが使えるかどうかというのも意外と大きな要素です。社内用に作りこんである基幹システムが専用のアプリケーションを必要とする。そして、それがWindowsでしか動かないということは往々にしてあるからです。デスクトップモードというのでそのまま見なれたWildows状態になります。
■プリンターなどのリソースがそのまま使えること
社内でつないでプリンターなどのリソースが自分の権限で使えるということもとても大切ですね。無理やり紙を使わないという選択肢もありますが、必要に応じて紙が使えるということも大切ですね。
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さて、年末にかけて出てくるWindows 8。
法人でのタブレット市場を1年後には席巻するのではないかと感じさせます。iPadはかなりのスピードで法人市場に入り込んでいますが、Androidのタブレットはまだまだです。その隙間をついてWindows 8のタブレットが浸透していくということが2013年の構図になっているように思えます。
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