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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

「できるヤツ」「すごいヤツ」と自信家でいても「嫌なヤツ」にならない方法

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おはようございます。

すっきり青空です。

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今年4月に入った新卒4名たちの目を見張る活躍でたまに考えます。
「自分が新卒だったころに何をやっていたのかな」と。

それで思い出しました。なかなか「鼻持ちならないヤツ」でした。
ことあるごとに上司に苦笑されていた、この言葉を発していました。

「私ってなかなか『やるヤツ』だと思いませんか?」

日米の合弁事業にいて、先輩社員たちは戸惑いが多かった中に入った新人です。
技術系、異文化や英語に飛び込めて、コンピュータ通信が好きで、自信家。
ただ、そういう姿勢であったことに後悔はしていません。

今朝はそれについて。

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自分のことを「だめなヤツ」「ちいさいヤツ」と卑下するよりも。
自分が「できるヤツ」「すごいヤツ」と信じた方が何倍もいいと思うのです。

環境というのは自分が自己定義した形で自分を取り扱うようになるものです。
特に短期的には違いがなくても、中長期的には明らかに違いがでてきます。
そのメカニズムは単純です。

「だめなヤツ」「ちいさいヤツ」と定義すれば、それが現実化する。
なぜなら細かい局面で細かい負けを積み重ねていくことを容認してしまうから。

「できるヤツ」「すごいヤツ」と定義すれば、それが現実化する。
なぜなら細かい局面で細かい勝ちを積み重ねなければウソになるから。

自分を「できるヤツ」「すごいヤツ」定義して、そのように振る舞うわけです。
実力と乖離してもいけないので、陰ながらの努力も惜しみません。

これが中長期的に大きな差を生むのは、単純なことなのですね。

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では、自分が上司から嫌がられてたような「鼻持ちなら無いヤツ」にならずに、
「できるヤツ」「すごいヤツ」意識を持ち続けることはできるのでしょうか?
つまり「できるヤツ」「すごいヤツ」と自信家でも「嫌なヤツ」にならない方法です。

あるのですね。

「自信が無いこと」ことを「謙虚である」と勘違いしていることに気がつけばいいのです。
「自信」と「謙虚」と「傲慢」、いつもの4事象で考えてみましょう。

1)自信がある×謙虚である
2)自信がない×謙虚である
3)自信がある×傲慢である
4)自信がない×傲慢である

そう。「鼻持ちならないヤツ」になってしまうのは「傲慢」が結びつくときです。
それぞれにニックネームをつけてみましょう。

1)自信がある×謙虚である 「できるヤツ」「すごいヤツ」「やるヤツ」
2)自信がない×謙虚である 「だめなヤツ」「ちいさいヤツ」「できないヤツ」
3)自信がある×傲慢である 「嫌なヤツ」=「鼻持ちならないヤツ」
4)自信がない×傲慢である 「ガキ」

「謙虚は七難隠す」と、思います。(「色白は七難隠す」ですね。。)

自信がありつつ謙虚でいられる。このようなことを意識すればいいわけです。
人はこの4事象をいったりきたりしているもの。1)の領域に自分を追い込むのです。
「これは自分ならできる!」そう信じて目の前のことに取り組めばいいのです。
それでいて、その成果には、人から意見を受ける謙虚さを持ち続ける。

それが常日頃意識できたら、人生、かなりの進歩をするするのだろうな。

25年前の自分にアドバイスしてあげたいです。(汗)

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