怖いですよぉー、勤怠の乱れは周りからの蔑視への最短距離
おはようございます。
久々のすっきり青空。すがすがしいです。
今朝は「たかが勤怠されど勤怠」について。
==
自分が高校生の頃です。
両親が海外にいたので外務省の子弟寮に入っていました。
大学生などもいる中、夜中を含め自由自在に遊びまわっていたのですね。
その結果、学校にはよく遅刻をしていました。週に数回というレベル。
まるで遅刻が自分のアイデンティティだとでも言わんばかりの勢いでした。
人はどういうことであれ注目されたいと思うものなのです。
自分が起業した頃です。
時間で束縛するという20世紀型の労働概念を嫌っていました。
ベンチャー企業の社員が出社時間などを気にするなんてナンセンス。
外国企業をみると自己管理でしっかり働いています。それがうちにもできるはず。
コアタイムもない自由な出社時間と退社時間にしました。夢の実現です。
しばらくすると、お昼頃に出て夕方には飲み出る、だらしのない会社になりました。
このような過去の失敗体験からも分かるように、自分は時間拘束がとても嫌いです。
学校や企業にある無条件の時間の束縛、そこにずっと反抗してきた一人です。
今朝はあえて、従来の自分の好みや価値観を否定することを書きます。
==
体調を崩したとか眠いとか。いわゆる自己制御が出来ていないことを示している人。
ビジネスの世界において、この手の人は同情されるのではなく「蔑視」されます。
会社に勤めている人は仕事ということを通じてお金を稼いでいるいわばプロ。
しょっちゅう怪我や病気をするプロ選手はダメですよね。同情すらされない。
会社においても、厳しさの程度の差はあれ、全く同じことなのです。
体調不良を表に出す人は他人には蔑視されていると認識する必要があります。
==
勤怠が乱れるというのはどういう意味なのか。
それは自分が制御できていない証です。
朝一番の一番無防備な状態。そこに「眠い!」という欲求との戦いがあるわけです。
様々なへ理屈が頭をよぎって甘えた気持で二度寝をしてしまいます。
そこで遅刻をしてしまう。いわゆる朝一の自分との戦いに負けた状態です。
こんな一日のスタートで本人が気持ちがいいわけがありません。それを職場に持ってくる。
たまになら笑って許してくれるでしょう。怖いことに周りの人は黙ってしっかり見ています。
それが多くなってくると、笑いや同情の気持ちはなくなり、蔑視の目へと変わります。
そもそも蔑視されるような人と仕事はしたくないですよね。怖いですよぉ~。
蔑視されているということに気がつかないでいることは不幸なことです。
==
遅刻は別な人への不平等意識を刺激します。頑張って出てきている人がいる。
その中に、どっぷりと自分に負けてズルズルとやってくる人がやってくる。
負けている人が一定の割合を超える。すると、普段から頑張っている人は馬鹿らしくなる。
それがすごいスピードで組織を伝播するのです。まさに「悪貨良貨を駆逐する」です。
そんな状態の組織がいい仕事をすることは「ありえません」。
だから、ちょっとしたケジメを付ける。折り目を正しくするのです。
自分にもそれが「勤怠を管理する」ということなのだとようやく分かりました。
理屈もなく遅刻を頭ごなしに叱ることはどうかと思います。ただ、このような理由があるのです。
物事は小さいところから崩れる。だから会社は勤怠を重視するのです。
折り目正しい一歩目。それだけのことです。自分が思っているより遥かに周りは見ている。
お互いに気持ちよく仕事をしたいですから。
==
ちょっと説教臭くなってしまいました (^^;)
==
※20120611 13:15 訂正しました。「悪化良貨」→「悪貨良貨」