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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

オーケストラの指揮と会社経営には共通点があるようです

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おはようございます。

今朝も何とか晴れています。気持ちいいですね。

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■No.1シェアという調査結果をいただきました

昨日はある市場調査結果を発表させていただきました。

以下CACHATTOブログより引用==>

株式会社ミック経済研究所が2012年6月に発行した「情報セキュリティソリューション市場の現状と将来展望 2012 【外部攻撃防御型ソリューション編】」の「スマートデバイス用リモートアクセスツール」において、「CACHATTO」が2011年度の出荷金額シェア1位(58.8%)となりました。

<==以上引用終り

「よくやった!」

この実績にたどりつけた自分たちを素直にほめてあげたいです。

CACHATTOを開発して市場に出したのが2003年頭です。そこから早9年。
心が折れそうな体験は何度もありました。

でもその実体験の中から、次第に理想組織と会社のサイズについて、
次の確信をもつようになっていったのです。

そして、まじめに、正攻法で、組織を重視しながら日々の努力を続ける。
その地道な過程を市場から社会貢献として認めていただいたということです。

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■会社のサイズと理想組織

ちょっと説明してみましょう。

定性的ですが理想的な組織を創ることで、いいドンガラの文化ができます。
その理想組織が創るビジネスは、社会に貢献するものを創り出す。
それが市場に受け入れられ、貢献度が大きければ必要な存在として大きくなる。

故に市場が会社のサイズを決めているのです。
自分たちで背伸びしてサイズを定義するものではないのです。

「会社をゼロからスタートして、それが正しく成長する過程を実体験する」

これが自分の個人的な目標かつミッションだと考えるようになりました。
無責任なようですが、会社のサイズがどこまで行くかは知りません。
ただし、そのドンガラの文化についてはコントロールしていきます。

故に自分個人としては理想組織を創るレシピを探求しています。
それを汎用化していくのです。

かかわる人たちがモチベーション高くいるということは大いなる難問です。
たまにさじを投げたくなることがあります。でも投げない。

諦めたらそこで終わるからです。諦めないことで物事は必ず好転する。
好転するまで諦めない。執拗です。

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■フォロワーたちに恵まれている

会社の代表取締役とはいえ、一時期には営業も開発も財務も総務も人事も、
それこそ「何でも屋」であるオールラウンドプレーヤーであることが求められます。

そして中間期には仲間とバンドを組むような感じでしょうか。それぞれに考えて動く。

それが今は、優秀な人たちに恵まれて、自分だけではあり得ないことが、
次々と具現化しています。そのスピードが明らかに高まってきているのです。

「フォロワーたちに恵まれている」

これがその唯一の理由だと考えています。

フォロワーたちが働きやすい理想組織。周りが絶対的に信頼できて初めて出せる力。
そういったシンプルな力が今のベクトルの一致を生んでいるのです。

そしてこの中で次第に自分のファンクションが変わってきています。
シンフォニーが正確に音を奏でられるように調整をするコンダクターへとです。

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■コンダクターというファンクション

「オーケストラの指揮と会社経営には共通点がありますね」

今度また会社で合唱を指導してもらう、永井千佳さんとお話しすることがあります。
※参考エントリー: 素晴らしい組織には優秀な監督以上にデキるキャプテンが必要だ

オーケストラでは正確にかつダイナミックに演奏をシンクロさせる。
優秀なコンサートマスターが協力する。それが一つの響きとなって外に伝わる。

コンダクターは外に何が響いているのかを聴き、中も徹底的に見る。
必要なパートを適宜強化する。そういうファンクションのようです。

会社の経営において、各パート、各演奏者、それぞれが何を外に向けて発信しているのか。
内部での活動でもそれがどのような効果で外に響いていくのか。

それを責任もって日々、全身全霊で見て聴いて考えてコンダクトする。
それが今、自分に求められているファンクションだと考えるようになったのです。

当初は自分たちで思い通りに演奏するバンド。それが今ではオーケストラ。

明らかに共通点があるようです。

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