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ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

魂を込めるってどういうことなのか考えてみた

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おはようございます。

夜明けは少しずつ早くなり、6時台の高速バスで朝日が迎えられるようになってきています。
ところで、今週はついに全敗。毎朝、渋谷行きの高速バスに乗ってしまいました。

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「魂を込める」という表現があります。
大和魂などという表現があるくらいなので、日本人が大好きな概念なのでしょう。

・魂を込めて創る製品
・魂を込めて設計する建物
・魂を込めて描く絵
・魂を込めて書くビジネスプラン
・魂を込めて作成する価格表
・魂を込めて世に出すドキュメント
・魂を込めて運用するシステム
・魂を込めて作る料理
・魂を込めて書くブログ
・魂を込めて演奏する音楽
・魂を込めて勉強する外国語
・魂を込めて掃除する部屋
・魂を込めて建てる家
・魂を込めてメンテする庭
・魂を込めて経営する会社
・・・

何事であれ、これは物事を成功させるには必須の要件にすら思えてきます。

ところが「魂を込める」のが具体的に何なのか、改めて考えると良く分かりません。
「もっと魂込めようよ!」なんて叱られても困ってしまう人もいるでしょう。

分からないときには逆説的に考えるといいです。

・魂を込めずに創る製品
・魂を込めずに設計する建物
・魂を込めずに描く絵
・魂を込めずに書くビジネスプラン
・魂を込めずに作成する価格表
・魂を込めずに世に出すドキュメント
・魂を込めずに運用するシステム
・魂を込めずに作る料理
・魂を込めずに書くブログ
・魂を込めずに演奏する音楽
・魂を込めずに勉強する外国語
・魂を込めずに掃除する部屋
・魂を込めずに建てる家
・魂を込めずにメンテする庭
・魂を込めずに経営する会社
・・・

するとあぶりだされるAttitude(姿勢)は次のようなものでしょう。

・雑
・放置する
・準備不足
・配慮不足
・単発的なアクション
・継続しない
・飽きっぽい
・独りよがり
・練習不足
・考察不足
・忙しいと思う
・熱意が無い
・工夫をしない
・表面的
・諦めがいい
・言い訳をする
・責任を取らない

つまり、「魂を込める」というのは次のことを心がければいいことになります。

・丁寧
・メンテする
・準備をする
・配慮をする
・連続的なアクション
・継続する
・執着する
・他人の評価を受ける
・練習をする
・考察をする
・熱意を持つ
・忙しいと思わない(心を亡くさない)
・工夫をする
・深堀する
・諦めない
・言い訳をしない
・責任を取る

なるほど。これが「魂」の実態なわけです。
「もっと魂込めようよ!」と叱られたときのチェックリストになりますね。

それにしても「」って、見れば見るほど不思議な字です。「鬼」が付いているし。
自分に対しては「鬼」なのでしょう。人は低い方に流れますから。

そう。楽ではないです。

故に魂が込められているモノはより輝いてくるのでしょう。

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