DNAに刻み込まれた恐怖のイメージってある
おはようございます。
満月によるくっきりした月の影が印象的な夜明け前。
ほぼ無風状態。静かな空気の中での駅までへのウォーキングでした。
今月のエントランスボードのテーマは龍。作者曰く名前は「おたつ」だそうです。
昇竜の勢い。前の年のうさぎは草むらから龍を見ています。
果たして、このうさぎさん、龍が怖いのでしょうか?単に見ているだけなのでしょうか?今朝はその考察を。
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いつも思うのですが、龍とドラゴンが洋の東西にかかわらず似ているのが不思議です。
蛇のような長い首、瞳孔の形が縦長でにらむ目、鋭い牙と爪、羽、ウロコ、口から火。
なぜでしょうか。
恐竜が繁栄して闊歩する中、哺乳類は同時に存在していたと言います。小さなネズミのような哺乳たちは、恐竜に上から狙われて捕まっていたわけです。龍に羽が付いていることから、鳥類にやられていた歴史も長いのかも知れません。鳥の羽はウロコが進化したものですし、巨大鳥に哺乳類が捕食されていた時期もあるとか。
こそこそと逃げる歴史。だから恐竜の要素を見ると恐怖が走って反射的に身構えて、隠れることに成功する。そうした個体が生きながら得ることができたのです。結果的に、生き残るすべとして、警戒すべき形がDNAに刻み込まれたのでしょう。
「怖い生き物を絵にしなさい」と、描いてみれば、龍やドラゴンになる理由がこれだと思うのです。これは人類共通の恐怖を形にしたものだと考えるのが素直です。長いことかけてDNAに刻み込まれた恐怖イメージだからです。
ゴキブリや蜘蛛が突然動いた時のあのぞわっとした感覚も同じですね。虫唾が走るという表現もあるくらいです。これもDNAに刻まれた恐怖イメージ反射です。きっと毒を持つサソリなどに対しての防御のためだったのでしょう。
当然のことながら、哺乳類仲間は同じ感覚を持っているはずです。猫や犬もきっと龍は怖いでしょう。虫も嫌がります。そう思って彼らを観察するのも一興かと。
よって、エントランスボードのうさぎも、同じ哺乳類として龍の存在を恐がっているのです。
そう考えるのですがいかがでしょう?
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※PS: しかし、このカテゴリーは「社会」でしょうかね? ちょっと迷いました(^^;)