アメリカは光、日本は影。今後ITビジネスを大いに伸ばす頼もしい影。
おはようございます。
今朝も一番電車を目指して暗い中を駅までウォーキングしていました。ふと空を見上げると、スーッと長く流れ星が音もなく前の方に流れて行きました。なんだか得した気分です。ただ、そこで運を使ってしまったためか、田園都市線では座れず。始発なのに座れないって…。
先日、元々、大手生命保険会社のシステム部門の重役をされていた方と、昼食を取りながらお話をしていました。とても面白いコンセプトをいただきました。ここに記載します。
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「ITには光と影があるんですよ。
コンセプトの打ち出しが得意なアメリカ。
パソコン、インターネット、クラウド、スマートフォン、タブレット。
全く新しいコンセプトをどんどんと打ち出してきますよね。いわばITの光。
一方、セキュリティやその周りの問題点を改善するのが得意な日本や欧州各国。
継続的改善は得意分野じゃないですか。そういう中からビジネスができてくるんです。
自動車業界でもそう。大量生産のような大胆なコンセプトを出したヘンリー・フォード。
アメリカに光があった。当初は全く太刀打ちができなかった日本の自動車メーカーたち。
ただ、長期にわたって改善していって結果が出ましたよね。改善、いわば影。
影に立派なビジネスがあるんですね。いや、そこに実業があるともいえる。日本が得意なやり方。
日本のITビジネスは、今後この影の部分で伸びていくと思うんですよ。
そして、この部分って、まだまだこれからなんですよね。これから大いに盛り上がる。」
それは面白い考え方だと思いました。
考えてみたら、自分たちのやっているCACHATTOもそうです。
ビジネス分野としては最新のプラットフォームやコンセプトの、まばゆい光の中にいます。その中でやっているのは、セキュリティと使い勝手とのバランスをチューニングとることです。便利に安心して使ってもらうための技術的課題を地道に解決しています。いわば影的な存在なのです。
影を徹底的にしっかりとやっていると、そこがビジネスになってくる。
日本企業には、前例が少ないものをなかなか採用しようとしない特性があります。でも、それを乗り越えて、今、CACHATTOは、セキュリティマインドがしっかりした企業が続々と使い始めてくれています。実績が口コミ経由でさらなる実績を呼んでいます。不況を知らない元気な商材として多数の引き合いをいただいています。CACHATTOを国際展開して欲しいとの要望も強く受け始めました。
潜在的要望を感度高く受信する。先回りして、さらに頼もしい影の存在となる。
なんだか、まだまだやるべきことが沢山見えてきました。この先も坂道はきついです。
「頼もしい影の存在になる、か…」。心のなかで反芻します。
なるほど。いいヒントをいただきました。ご指導をいただきありがとうございます!