オルタナティブ・ブログ > 坂本史郎の【朝メール】より >

ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

ドコモ回線とAndroid端末、地下鉄でラジオ番組がバッチリ聴けます

»

「VISAの取得作業なんて自分でやったことないよ。
 そんなの、業者にやらせればいいんじゃないの?」

でも、自分でやってみると色々と見えてくることがあります。

==

急きょ来週、インドのバンガロールに行くことにしました。

久々のインドです。インドはVISAが必要なので、急いでVISAを取得する必要があります。そのため、インド関連施設に3日間で4回も往復することになったのです。

何せ、何度も半蔵門ー茗荷谷を往復したので、さすがに退屈です。

そこでGALAXY Tabに入れてあるradiko.jpを使ってみました。

バッファーの設定値を[3分]にすれば、地下鉄で全く途切れずにラジオが聞けるということがわかりました。

iPhoneでは同じアプリでも途切れていたのですが、docomo回線のギャラタブだといけます。これは便利です。

かなりお薦めです!

※radikoのアプリはJ-WAVEなどのラジオ番組がiPhone/iPad/Android端末で聴けるというものです。iPhone版が出た当初は、アプリがバックグラウンド対応していなかったので使いませんでした。iPhone版アプリは昨年秋にバックグラウンドでラジオが聴けるように改良されました。残念ながらiPhone版は電波のためか移動に弱く、地上でいる場合でも途切れ気味でした。それが、800MHz帯が回り込んでくるNTTドコモの3G回線だとばっちり使えるということです。

ご参考> LISMO WAVEやradikoでラジオが生活に戻ってくる予感

==

さて、なぜインド関連施設に3日間で4往復もすることになったのか。その顛末を少々。

■3月8日火曜日午前10時:九段下 インド大使館
・ 急ぎウェブでVISA発給に必要な資料などを調査、準備します。
・ 4.5×3cmの写真が必要なので半蔵門にある自動機で証明書写真を撮ります。
・ 九段下から坂を上り、インド大使館にたどりつきます。
・ 受付に行くと、受付のお姉さんにVISAの発給所は茗荷谷だと言われます。
・ 実に見づらい地図のコピーが渡されます。GALAXY Tabで再確認します。
・ VISAの発給受付時間は次のとおりとのことです。
  午前9時~12時、午後1時半~4時。
・ 午後の時間を調整すれば何とか行けそうです。
・ まずは会社に戻ります。スゴスゴ。

■3月8日火曜日午後3時:茗荷谷 インドビザ申請センター東京 1回目
・ 午後の時間を工夫して茗荷谷に行く時間を捻出します。
・ 茗荷谷に到着、出身高校の近くです。道も拡張工事。建物もずいぶん変わりました。
・ インドビザ申請センターが遠目に見えます。見慣れたインドの国旗があります。
・ 建物に入ります。それほど広くは無いです。角を見ると待合用の発券機があります。
・ 発券機から162番の札を受け、待合椅子に腰かけます。
・ 途中、書類チェックをする人に書類を見せます。
・ 書類の不備を指摘されます。
  Business VISAだと、「先方からの招待状※」と「会社の推薦状」が必要なのです。
  ※FAXであればカバーレター付き招待状。PDFであればメールの本文も必要と。
・ 自分の都合もあり、木曜日まで必要で、今回は観光VISAにしようかと悩みます。
・ 聞くとVISAの発給は午前申請だと翌営業日午後5時~5時半に、
  午後申請だと翌々日午後5時~5時半です。
・ 水曜日の午前申請で間に合う計算だといわれます。
・ 仕方ない、もう一度くることにします。
・ 会社に戻り、急きょインドのパートナーから招待状を取り寄せます。
・ 会社の推薦状については、自分は代表なので自己推薦です。

■3月9日水曜日午前9時:茗荷谷 インドビザ申請センター東京 2回目
・ 【朝メール】の作成作業を急ぎ、8時半に会社を飛び出ます。
・ 早朝だったので7番目の札が引けます。
・ 前方画面には番号とA・B・C・Dと受付窓口の記号とが表示されています。
・ パソコン作業をしていると、何も言われずに 7-B とあるのに気づきます。
・ 受付に行きます。朝一だからか、ちょっと不機嫌そうな窓口のお姉さん。
・ 書類を一式わたします。
・ チェックしたお姉さん、会社の推薦状が自己推薦であることを問題視します。
・ 隣の窓口の人に相談しています。すると名刺があればいいということに。
・ 名刺も渡します。
・ 無事に受け付けしてくれました。

■3月10日木曜日午後5時:茗荷谷 インドビザ申請センター東京 3回目
・ 社内でVISA発給所は混むと聞き、10分前に着くように出発します。
・ センターが遠目に見えます。人の列が見えます。
・ 足を早め、列の最後尾を探します。
・ 最後尾は角を回りこんでいて見えません。
・ 自分が付いたのは角を曲がった先にあるマンション入り口までに達した最後尾です。
・ マンションの住人たちは慣れっこなのか、出入りする際に列を横切ります。
・ 待ちます。後ろの列はどんどん長くなっていきます。夕方です。体が冷えてきます。
・ 待つこと15分。ようやく列が動きます。
・ 申請をした窓口からVISA付きのパスポートが渡されるので、B窓口に並びます。
・ 思ったより早く列が動きます。
・ ようやくVISA付きのパスポートを確認してゲット!1年間multipleのビジネスビザです。
・ すぐさま建物を出て列を見ると、相変わらずの長さです。

==

ふう。なんともまあ、大変でした。

さて、ここで疑問に思ったことですが、何故、VISAなどというものが必要なのでしょうか。これだけの不便さを強いているわけです。それで偽造しても分からないような紙の資料をせっせと集めているだけです。

「日印で産業交流をしよう!」

首相同士の掛け声は勇ましくても、こういう不便を下々のものにさせているというのが実態です。もう少し合理的に是正すべきではないでしょうか。あるいは日印間はVISAを不要にするとか。

どうしても自分は、不合理と思うことをさせられると、それを改善したくなってしまう気持ちがムラムラとしてきます。。もしかしたら、これがベンチャースピリットの根っこにあることなのではないかも!?

業者任せにしていたら、見えていなかったことの一つですね。

Comment(0)