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インドの不思議、公式書類に父親の名前が求められます

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インドに会社を作る手続きを始めたところ、パスポートのコピーが求められました。身分証明のために必要なのかと思いきや、父親の名前が併記されているだろうというのです。

実際にインド人のパスポートを見せてもらうと、普通に父親や母親、そして配偶者の名前が記載されています。もちろん、日本のパスポートには自分の名前しか記載されていないので使えません。

インドでは、殆どの場合、公式な書類を出すときには、身分証明として父親あるいは保護者が併記された証明書が必要だということです。成人でも必要なのです。ご存知でしたか?

何故、父親や保護者の名前が求められるのかを考えたのですが、やはりカーストからくる身分制を引きずっているという感覚がぬぐえません。極端な話、私生児や保護者のいない人は、免許を取る、事業を始める、パスポートを取る、などに制限があるというですね。

文化というのか何なのか不思議です。正確な腑に落ちる理由が知りたいとも思いました。

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