坂本史郎の【朝メール】より:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 坂本史郎の【朝メール】より

ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

おはようございます。

手がかじかむ季節になってきました。そろそろ手袋を出さねば。

クラウドという言葉がすっかり定着しましたが、今朝は、それを受けて定着してきているオンプレミスという言葉について。

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■オンプレミスの意味

早速意味を調べてみましょう。

 情報システムを利用するに当たり、自社管理下にある設備に機材を設置し、ソフトウェアを配備・運用する形態のこと。

(中略)

 2007年ごろになり、クラウド/SaaSがユーザーに受け入れらるようになると、従来の自社保有型スタイルを区別する必要が出てきたことから、「オンプレミス」という呼び名が使われるようになった。

 英語のon-premiseとは「構内で」「店内で」(テイクアウトではない)の意味だが、ITの世界では「オンデマンド」の対語である。音が「オン~」で似ていることから選ばれたようだ。

※『情報マネジメント用語事典』より引用させてもらいました。
http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/onpremise.html

つまりこういうことです。

自社管理下運用する = オンプレミス (従来手法)

他社管理下運用する = クラウド

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■クラウドとオンプレミス

自社利用するシステムを外部の会社が管理提供するサービスで使う形式が『クラウド』です。システムとデータを、場所が分からない雲の向こうに置いてあるという概念ですね。

端末にデータを保管しないが故に、インターネット接続端末であれば、そのどれからでも使えるということも、クラウドのメリットです。

一方、従来やってきた、自社で利用するシステムを自主管理するのが『オンプレミス』です。システムもデータも、重要なデータであるので、見える場所で自主管理する、いわゆる従来手法です。

利用できる端末は、社内にあるものだけ、あるいはそこに専用のソフトウェアが必要になる傾向が強いです。

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■メールはコモディティ化したという概念

「メール容量減らして下さい!」

日々、システム管理者にそう言われている人も多いのではないでしょうか。

メールが世に出たのが1960年代といいます。日本では1990年半ばに大きく普及し、今では当たり前の仕組みになっています。いや、当たり前というよりも、今や多くの人は携帯用やパソコン用、さらに仕事用、プライベート用など、いくつもメールアカウントを持っている世界になりました。

すっかりコモディティ化したともいえるでしょう。

ところが大いに普及したメールも、企業のシステム管理者からすれば、意外と手間がかかるやっかいものです。

添付ファイルのサイズが大きいメールが、多数のCC受信者や、大きなメーリングリストに送付されると、回線からサーバー容量まて、さまざまなリソースを圧迫します。さらに、日々、多数やってくるスパムメール。この対策もイタチごっこです。

このようなことは、専門の業者に任せてしまおう。自社で管理するものは、基幹の重要なデータを扱うものだけにしてしまおう。そのような動きが、メールシステムのクラウド化ということで始まっています。

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■メールシステムのクラウド化

メールのクラウド化をサポートするサービスはいくつも出てきました。有名どころではGoogleのGmailです。ただ、さすがに会社のメールシステムをアメリカの一企業に預けてしまうことに疑問を感じる人も多いでしょう。

愛国法というものがあって、政府が求めればアメリカ国内の業者はデータ開示を断れないからです。これでは真っ当な貿易企業はやりづらいです。例えば独禁法上「シロ」と思って指示していたことが、過去のメールデータを洗いざらい分析され、曖昧部分を「クロ」と判断され、裁判に使われるようなことも発生するでしょう。

日本国内の業者であること、あるいは日本国内にデータセンターを開設することを宣言するサービスが増えてきているのはそのためです。

また、主要なグループウェアであるMicrosoft ExchangeやLotus Notesなどもそれぞれにメールを外部出しできるクラウドサービスを提供しています。これもメールのコモディティー化とその外だしの傾向を受けて出てきているものです。

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■ハイブリッド・クラウドが今の答え

・コモディティー化したものは、外部の専門業者に預ける。

・基幹部分は、自社できっちりと管理していく。

つまり、メールはクラウド化、基幹システムはオンプレミスで、という動きが始まりました。

それが故に、クラウドに対する反対語の需要が高まったのでしょう。
『オンプレミス』(自社管理)

だからよく使われるようになってきたのですね。

そして、オンプレミスとクラウドをバランス良く使う。これが『ハイブリッド・クラウド』だと表現されたりします。

そもそも、人と人との情報共有をよりよくしたい、ということで進化を続けているこの情報通信という分野、おもしろい形に変化してきました。

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※20101220 08:12 タイポをと段落分けを修正しました。

Shiro Sakamoto

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坂本 史郎

坂本 史郎

e-Janネットワークス株式会社 代表取締役。
東レ、バージニア大学MBA、IT企業創業とユニークな経歴。コミュニケーションデバイスと組織の理想形を追い求める。

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